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第21節 アルビレックス新潟戦レビュー

中断明け、勝てていない中でしっかりと”鬼門”で勝てたことはとても大きかったはずです。

しかし、選手の口からは『課題』という言葉が多く話されていました。

その『課題』とは?

レビューで書いていきたいと思います。

<目次>

1・『立ち上がり少し中、中で引っかけられてというシーンがあったのですが、シンプルに外が空いているのであれば外で勝負という形というもの』(鬼木監督)真ん中だけではなくサイドを制圧し、得点を奪った攻撃。今後に大きく作用する今節得た”武器”。

2・『2点取った後、押し込まれ過ぎなところはあった。』(阿部浩之)『みんな納得はしていないと思う。』(長谷川竜也)全員が認知する終盤の脆さ。無くさなければならない甘さ。

以上の2点です。

それでは!

1・『立ち上がり少し中、中で引っかけられてというシーンがあったのですが、シンプルに外が空いているのであれば外で勝負という形というもの』(鬼木監督)真ん中だけではなくサイドを制圧し、得点を奪った攻撃。今後に大きく作用する今節得た”武器”。

前節、FC東京が徹底的に中を締めてきていましたが今節の新潟もやはり、しっかりと締めてきました。

それに加え、ホームとは180°違うピッチ状態でのプレーを強いられました。

しかし、中村選手は『日本の夏は内容と結果を求める気候じゃない。』と勝利したことが大切だということを強調しました。

この試合で最もエキサイティングしたのは1点目のシーンだと思います。

あのシーンはこの試合でフロンターレがやりたかったことを象徴するシーンでした。

中、中とこだわらずに行ける時はサイドを制圧する。

ただ、実際この形で崩せたのはほんの数本でした。

仕掛けたら完璧に崩せるというわけではありませんが、相手チームに速いタイプのサイドハーフがいた場合はカウンターのリスクがかなり高いです。

決める決めないを問わず、しっかりとシュートで終わるということが大切だと思います。

おそらく今後も中を徹底的に締めてくる相手は多いと思います。

その中で、どう崩すのか。

今は真ん中を狙うのか。それとも外で勝負するのか。

見極める”目”が重要になってくると思います。

全ては中村選手の『最近の課題は同じだが、自分も含めてどこをどう崩していくかというところ。』だと思います。

このサッカーをしている以上はっきり言って完璧には中々なりません。

しかし、完璧にものすごく近い位置でプレーすることはできるはずです。

簡単なことではありますが、この試合の2得点の取り方はフロンターレにとって大きな武器となってくれるはずです。


2・『2点取った後、押し込まれ過ぎなところはあった。』(阿部浩之)『みんな納得はしていないと思う。』(長谷川竜也)全員が認知する終盤の脆さ。無くさなければならない甘さ。

終盤に終始押し込まれていたフロンターレ。

チョン・ソンリョン選手のセービングがなかったらどうなっていたのでしょうか。

『後半も2点目を取るまでは良かった。』(奈良竜樹)

この2点目がフロンターレの分岐点でした。

2点目を奪った以降、徐々に新潟に押され始めました。

『行くところと、2点目が入って重くなってしまったこともあるし、多少連戦というところもあって終盤に足が止まったけど、その中で効率よく自分たちで相手を押し込みながら、一回ラインを上げながらという戦いはできたと思うので、そこらへんの戦い方というのは、今回は点を取られなかったが、そこは課題かなと思う。』(登里享平)

点を取られなかったことが唯一良かった点だと思います。

この試合を完封で終えられなかったら得られたものは勝ち点3だけだったはずです。

選手たちは完封にこだわっていたと思いますし、その思いが結果に結びついたと思います。

試合後のインタビューの中に『鹿島だったら』という言葉が何個か見られました。

鹿島は細かい部分も見逃さずに突いてくると思います。

昨年、CS準決勝で敗戦した場所は等々力です。

その借りを返すのはやはり等々力でなければありません。

優勝争いに残るためにも首位鹿島を叩くことは絶対条件です。

そのためにも守備の甘さ。そして脆さを無くさなければなりません。

勝利。

求められているのはただ1つです。


(RYUJI)









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