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評価の気になるお年頃(文化施設の話です)

毎週水曜の早朝(7〜8時)に行っている、文化雑談会「トーキョーアーツのれん会」の話題を共有するnoteです。お盆と台風休みを経て、久々に再開したのれん会、早朝から結構ガッツリと議論しました。

〔前回ののれん会では…〕

◎両国門天ホールでは、今年から3年かけてピアノの特殊奏法についてのリサーチを進めている。特殊奏法のニーズや現状を3年間かけて調査する。また、提言として、特殊奏法保険の開発なども考えている。

▼アーツカウンシル東京 長期助成(PDF 2ページ目)
http://bit.ly/h30chouki

◎その話題から、調査・開発系の助成金といえば、こんなのもあるよね、と。

▼トヨタ財団 指標 しらべる助成・そだてる助成
http://bit.ly/tyt-chiraberu

▼セゾン財団 環境創造イノベーション 課題解決支援
2019年度のテーマは「舞台芸術の観客拡大策」(ここ数年は同じテーマで公募している)
作品をより多くより多様な人々に届けるための新たな手法を募集。
ここでは公演形態ではなく、動員数の増加、観客層開拓、広報・宣伝方法開発など人々が、関心を抱き、作品を観に劇場に足を運ぶよう働きかける新しい方法(販売促進、営業方法)およびその効果を検証できる事業が対象。(セゾン文化財団WEBサイトより)
http://bit.ly/saison-kadaikaiketsu

◎今回、小金井市の文化施設 小金井宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)館長の宇山さんが初参加。

▼小金井宮地楽器ホール(小金井市民交流センター)
http://bit.ly/koganeimiyachi

全国の公立文化施設が加入している(公社)全国公立文化施設協会の施設会員向け保険を扱っている「芸術の保険協会」という会社もある。
▼株式会社芸術の保険協会
http://bit.ly/geijutsuhoken

◎指定管理者制度の話題
設置者が何を求めているのか?
質の向上なのか、単なるコストダウンなのか?

自治体に評価指標がない場合があるのも問題。
制度そのものの過渡期ではないか、という議論もある。

施設運営の評価指針をどうつくるか?
横浜の方式を参考にしようという流れもあるが、根っこのところを議論せずにただ要綱がコピペされていくということもある。

▼横浜美術館指定管理者業務評価委員会要綱(PDF)
http://bit.ly/yokobi-youkou

自治体によって課題が違うので、指標の標準化は難しい
行政による先進事例コピペ文化の問題
例えば、東日本大震災以降は「文化的コモンズ」と「社会包摂」というワードが溢れるようになった。

◎久々に参加の徳永さん(大学教授で音楽ライター)からは、自ら手がけるコンサートのお知らせをもらいました。
▼国立大学法人東京医科歯科大学教養部平成30年度文化・芸術公開講座「伊藤芳輝とアコースティックギター大解剖」
http://bit.ly/ikashika-live

などなど、結構熱のはいった議論になりました。

2018.8.22 @両国門天ホール 5名参加

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—今週のおすすめ書籍---
マクロウィキノミクス
ドン・タプスコット (著), アンソニー・D・ウィリアムズ (著), 夏目 大 (翻訳)
http://bit.ly/macrowiki
一言コメント:5年前から今を見てみると…!!!
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