4月の知研セミナーの読書会に参加
4月の知研セミナーの読書会に参加しました。とても興味深い内容の本ばかりで、楽しい時間を過ごすことができました。皆様ありがとうございました。
今回紹介された本は5冊でした。
「世界はラテン語でできている」(著者: ラテン語さん)
ラテン語は古代ローマ帝国の言語であり、多くの現代言語や科学用語の語源となっていることがわかりました。例えば、「ミラクル」や「ミラー」、「蜃気楼」、「候補者」、「公職志願者」、「デジタル」、「ファクシミリ」、「ホモサピエンス」などがラテン語由来であることがわかりました。
「言語の力」(著者: ピオリカ・マリアン、監訳: 今井むつみ)
世界の人口の過半数がバイリンガルまたはマルチリンガルであることに驚きました。バイリンガルの方は、母国語と第二言語、第三言語を使いこなす人の頭の構造は、どのようになっているのか、今まで疑問に思っていましたが、オーケストラの指揮者のようにそれぞれの言葉を使い分けていると言うことがわかり理解できました。第二言語や第三言語を使うことによって認知症予防にも効果的だとの説があると言うこともわかりました。私も第二言語や第三言語を学んでみたくなりました。
「きみのお金は誰のため」(著者: 田内学)
お金についての価値観や問題点について考えさせられました。著者は、「お金の向こうに人がいる」という別の本も書かれており、第1章は「お金には価値がない」などの項目があり、「お金には価値がある」と言う常識の逆の考えが紹介されていることがとても興味深かったです。キャッチコピーに興味を引きました。
今回、私が紹介したのは、
「減速するすばらしき世界」(著者: ダニー・ドーリング)です。
現代の世界は低成長しているという視点を紹介しました。成熟した社会を目指すのではなく、成長し続けることが大切だとの意見もあり、感想や意見交換が大変参考になりました。
「元気の経済学」(著者: 竹内宏)
日本のバブル経済が起こる前に書かれているのに、竹内氏の予言が日本の厳しい社会問題について的中していることに驚きました。
今回の本は、言葉についての2冊と経済に関する3冊が紹介され、共通点を感じました。次回の読書会も楽しみにしています。
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