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episode0_LIFE IS NOT END(仮)

2023年12月12日〜15日、西荻窪タペンススタジオ。
僕たちホタルライトヒルズバンドは4日間に凝縮されたNEW ALBUMのレコーディングを無事終えました。
ここに辿り着くまで、思い起こせば様々な紆余曲折がありました。

遡ること2021年5月。
「金魚のジョン」「ラブソングス」
この2曲を中心とした活動10周年記念アルバム「SING A LONG」をリリースしたのは新型コロナウイルスによる影響がまだ色濃く世に残る時期。
ライブ環境の状況も一進一退を繰り返す中で、バンド活動の本質がすごく問われました。

(なぜ僕たちは、これをやるのか?なぜ作品をつくり続け、ステージに立ち続けるのか?)

「SING A LONG」リリース以降は、メンバーそれぞれに抱える様々な想いを新しい楽曲に"試行錯誤"させながら、
何とかその歩みを止めることなくホタバンは地道なライブ出演を続けていました。
新曲を書いてはライブで試し、そのフィードバックをまた曲に落とし込んでいく。
2021年下半期と2022年は丸っとトライ&エラーに費やしました。

一時は曲も揃ってきて、「よし、これでいけるかも・・」と成りかけていたところ、やっぱり踏ん切りが付かなくて書いた曲を全部ボツにし、全く新しいテイストで試し直したり、、なんてことも。
しっくり来ない時期が続くのは中々にシンドイものです。
その大きな要因の一つとして、一つバンドの中でもキーワードになっていた楽曲のテーマがあり、そこに該当する一曲が産まれていないという感覚がありました。

「LIFEソング3部作の締めくくりとなる1曲をつくりたい」

これまでの活動にて僕たちはLIFEソングを書き歌ってきましたが、特にバンド内でLIFEソングを語る時に登場するのが「LIFE IS("センスオブワンダー"収録)」「LIFE GOES ON("forevergreen"収録)」の2曲です。
この2曲に続くLIFEソング3部作の最終曲を書き下ろすことが、今回の新作レコーディングにおいての最終目標地点であることが徐々に浮き彫りとなってきた。

ぐるぐるぐるぐる周りをまわっているうちに、自ずから真ん中の扉の目の前に立っている。
それは時折やってくる不思議な現象。

ありがとう 私に 生まれた ありがとう
ありがとう あなたに 出逢えた ありがとう

「LIFE IS」

LIFE GOES ON 過去も未来も
LIFE GOES ON "今"を愛していこう

「LIFE GOES ON」

創作において苦しい壁がやってきた時、必ずその向こう側でLIFEソングに出逢えてきました。
自力の果てを尽くし「嗚呼もう何にも出てこないし聞こえてこない」っていう自己嫌悪に近い境地にたどり着いた時、すり減った気持ちで丁寧に周りを見渡してみる。
そこで勇気をくれるのは仲間や家族やチームから知らず知らずいただいていた、想いのカケラたち。
自分の生き方や物語を大声で歌い切るLIFEソングではなく、
ふと立ち止まり振り返った瞬間の風が口ずさむメロディを紡ぐようなLIFEソングを。

2023年の3月に行われたチーム全体ミーティング。
いよいよこの最終目標曲を軸としたアルバムを年内に作成しようという方向性が固まり、ラストスパートの追い込みが始まりました。
まずは一筆書きの仮タイトルdemo「LIFE IS NOT END」
ここから一体どんな風にこの曲が完成して行くのか。
今までチーム内で開催して来て、常に割れに割れていた楽曲選考投票で初めて満票が入りました。
このdemoの続きに聞こえてくる景色とは。


ホタルライトヒルズバンド、NEW ALBUM。
2024年上半期発売予定!





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