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2022年夏。自ら脚本、演出、出演、プロデュースを行いNYのオフブロードウェイで観客を圧倒させたい!

いよいよ僕の人生を賭けたプロジェクトが始まる。
それは自ら脚本、演出、出演、プロデュースをした作品をオフブロードウェイで上演すること。

ぶっちゃけ言うとそれ自体は別に難しいことではない。
と言うのも劇場にお金さえ払ってスケジュールを押さえることができればオフブロードウェイの舞台に立つことは誰でもできる。
※あのカーネギーホールだってお金さえ払えれば誰でもあのステージに立てる。

おそらく今までも何人もの日本人が自分のプロジェクトの舞台をやっているんじゃないだろうか。
僕の役者の友達も以前に一人芝居をNYの劇場で行っていた。
(彼の場合は全編英語の1時間近くの1人芝居。日本語ですら一人芝居って大変だからこれはめちゃくちゃ凄いことよ。)

だから僕の人生を賭けたプロジェクトは別に大袈裟な夢でもない。
ただオフブロードウェイで上演するだけなら。

でも僕はそんなことは望んでいない。

僕の夢は芝居好きで目の肥えているニューヨーカーを圧倒的に感動させること。

自分が挑戦したいのはそこにある。
どこまで自分の実力が通用するのか。
脚本、演出、アクティング
17歳からお芝居を始めていろんな訓練や経験で培ってきたこの21年間の全てを舞台の最高峰NYのブロードウェイにぶつけ、観に来た人たちを感動の渦に巻き込みたい。

『こんな芝居今まで見た事がない。本当に観に来てよかった。』
そう言わせたい。

そんな夢を持って僕は2014年7月にNYに渡米してきた。

改めて言う必要もないが僕は日本でも世界でも全く無名の1人の俳優である。
※僕の知らない人で僕のことを知っている人がいてくれていたらめちゃくちゃ嬉しいのでコメントくださいw

もともと僕は日本の小劇場で経験を積み、
その後映像の世界に移りいくつかのインディペンデント映画、商業映画などに出演させてもらう機会を得ることができた。

しかし正直映像での仕事で心から楽しかったと思えた仕事は1つしかなかった。

むしろ僕の青春を費やした20代前半、誰も知らない無名の小さな劇団に所属し先輩から怒鳴られ続け必死の想いで舞台に上がっていた時の方がよっぽどアクティングも、表現することの楽しみも勝っていた。

お金なんてない。チケットが売れなければマイナスでしかない。
それでも1年に2、3回くらいのペースで舞台に立つことの方が楽しかった。

そして30歳を迎えた頃、僕は自分にその理由がなんなのか考えた。

「俺は何がしたいんだ?」
「ただ芝居ができればそれで満足なのか?」
「俺が人生をかけてやりたい芝居ってなんなんだ…」

答えは簡単だった
それは俳優とスタッフがチームとして1つになりみんなで同じベクトルに向かって全身全霊をかけて作品を作ること。

まさに芝居を始めた頃小さい劇団に所属し来てくれるお客様が本当に観に来てよかったと思ってもらうためにやっていたこと。

僕は与えられた役を本番のために演じることだけでは満足できないし、ほとんどの映像の現場がそうであるように数日もしくは1日のみ撮影現場に行ってカメラの前で演技してそれで終わりっていう仕事を俳優の仕事として楽しめなかった。

役作りも同じ。
映像の世界では数週間前もしくは数日前に台本をもらい現場で演じるなんてことは当たり前で、一つの役のために3ヶ月も前から役作りをするなんてことは小さい役ではあり得ない。

僕は現実には存在しないかもしれないけど、物語に登場する役を現実にいる人間として向き合い対話をしていきながら役を理解していくプロセスが好きなんだ。

そして何よりチームで目的に向かって汗を流しながら何かを作り上げていく、そのプロセスが好きだし仲間とそれを共有したい。

自分が主催者であれば、どんな小さな役回りでもこのプロジェクトに関わって本当に良かったと思ってもらえる、誰1人置いてけぼりにしないそんなプロジェクトを舞台、そして映画の現場でも作っていきたい。

それが僕が人生をかけてやりたいことなんだと渡米する前に気付いた。

あとは挑戦。
僕がこの約21年間信じてきた演技はNYで通用するのか。
※演技にはいろんなタイプの演技があり、僕が師匠から学んだ演技は『体験する演技』これはNY含め全米では当たり前の考え方である演技

それを試して見たいと思っちゃったから、たった一回きりの人生でそれに挑戦しないで死んでいくのは絶対に後悔するだろうなと思って。

そんなこんなでNYに渡米し2019年に俳優としてアメリカで正式に働けるVISAも取得し
※3年ごとの更新が必要
今、来年夏の劇場上演に向けて具体的に動き出している。

ざっくりだがこれが今僕の人生をかけて行おうとしているビッグプロジェクトの概要なんだが、
これからこのnoteにはこのオフブロードウェイへの挑戦の経過と、

僕自身がどんな人間でこれまでどんなことをしてきてどんなことを感じて生きてきたのか、
などの内容を週1か2ぐらいのペースで書いていこうと思っている。

今年38歳となりまもなく40歳を迎えるわけだが、
今まで僕が経験してきたことなどが誰か1人でもいいから
これからの人生の参考になったり、

またこれから海外に出て何か挑戦をしようとしている人の勇気付けになればいいなと思ってあまり文章を書くのは得意ではないが書いていこうと思っている。
※脚本を書いてはいるけど過去に舞台台本は2回しか書いたことはないし、しかも今から15年ぐらい前で、そもそも文章を書くのが大の苦手

次回は今僕が執筆している舞台作品に関して少しお話ししたいと思う。

では!!





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