「ビリギャル」が「ビリ」ならおれはなに?

留年2525boyです。2記事目です。


この留年2525boyって名前、すごく気に入っているんですよね。
留年が決まっていた大学4回生の春頃に、留年しても、元気でいようよ。ニコニコしていようよ。といった流れで、友人と思いついた名前だった気がします。うろ覚え。自分を含め、よく遊んでいた3人組は1留、1浪2留(ぼく)、1.5休2留(合ってるかマジでわからない)と、多様性に富んでいました。仲が良い後輩も1浪1留でした。ちなみにぼくは、来年休学する予定なので1浪3留にパワーアップします。


この春、コロナ禍で入学してきた学部1回生向けの講義のTA(ティーチング・アシスタント)を任されていた私に、教授から「なにかおもしろい自己紹介メールを1回生に送って。今日中に。」と言われました。いきなり自己紹介って難しくね?しかもおもしろく?うわあ、どうしよう。うーん。京都市内の牛丼チェーン店うまさランキングにするか、京都市の横暴な自転車撤去についての対策を書くか、「”きょうじゅ”から”きょうじゅ”うに書けと言われました。HAHAHA^o^」で終えるか…。でも、コロナ禍で新歓や対面授業が中止で友人もできていない、中にはまだ京都に引っ越してきていない学生もいるしなーと考え、結局は自分の留年話を書くことにしました。つまんな。


前置きが長くなりました。改めて留年2525boyです。
教育社会学を専攻している修士の文系大学院生で、好きな都道府県は長野県です。長野県のこと語りだしたら止まりません。でも出身は神奈川県で、いま住んでいるのは京都。なんだよ、全然長野県関係ないじゃん。
18歳まで神奈川県の湘南で育ち、大学進学で京都にやってきました。京都に来て8年目です。長ぇ。けど関西弁にはなかなか染まらない。大学入学直後に大阪出身の友達から「エセ関西弁ほどうざいもんはないから、ふつうに標準語はなしとき」と言われて以来、そのままです。あ、でも、友人とのLINEでは「せやな」「ええで」「ほんまそれやで」とかめっちゃ使う。あれ、なんでやろな?使いやすいからやろか。


さて、そんな自分ですが、大学入学以降に知り合った友人たちとは大きな違いがありました。それは「出身高校のレベル」です。私は地元の学校序列の中では最下位の、偏差値30代の公立高校に通っていました。そこから浪人して、いわゆる「有名難関私大」と呼ばれる「関関同立」(=関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)に合格しました。「関関同立」が「有名難関私大」なのかよ?笑、という意見もあると思います。受験産業界における合格実績での扱いを理由に、ここでは「有名難関私大」とさせてください。そもそもそれ以前に、先ほどのような意見を持たれる方は相当ハイレベルな高校や環境、または大学に通っていたのだと思います。そのような方にこそ、読んで頂きたいです。


受験界隈では、偏差値30や40から難関大学に合格!という謳い文句があり、よく目につくと思います。その代表例のひとつが「ビリギャル」です。偏差値30代から慶應義塾大学に逆転合格したというストーリーですね。自分も受験生のときは、そのような謳い文句や「ビリギャル」を心の支えにしていました。偏差値30代の自分でもできるはずだ!と。


しかし、あるとき気づいてしまったのです。偏差値30と言えども、模試によって偏差値は大きく変わる(全国模試の偏差値50と、難関大模試の偏差値50では意味合いが全然違う)ということ、そしてなにより、多くの逆転合格者の高校の偏差値は30ではなく、60以上の進学校出身だということに。なんだよ、この人たちは模試の偏差値は低くても、結局進学校に入れるだけの素地はあるじゃねえかと。もともと並みの人以上に勉強はできるけど、いまは勉強してないだけで、そのときに受けた模試の偏差値が30やら40なだけじゃんか。それに、進学校なら学校の友人が大学進学するのは当たり前で、学校の授業でも受験対策をしてくれるんだろ?なんだよそれ、全然違うじゃん。このことに気づいたぼくは、「ビリギャル」信者を引退しました。くそっ。でも表紙の石川恋ちゃんはだいすき。


さて、そんな偏差値30代の地元最下位の高校の内実はいったいどんなものだったのか。次回、また書いていこうと思います。


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