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メモ

さまざまな感情を押し殺して生きてきた。それは自分を守るためだった。幼い頃を思い出す。家族で近所で外食をしたときだった。私と兄がはしゃいで店内で大声ではしりまわっていた。にこにこして喜びを爆発させていた。すると、父はそれを見つけると機嫌が悪くなった。むすっとして、口数もへり、目つきも変わる。帰宅するとすぐにぶっ飛ばされた。感情のふたはこれだったことに気づいたのは最近だった。感情を表に出すこと=暴力を振るわれる可能性があるという図式がこの時にできてしまった。今までの人生で感情を出せと言われても出せない自分に腹を立つぐらいだった。それさえもいうことができなかった。本当の気持ちを言ったら、全てなくなってしまうと思っていたから。別に、誰も恨んでいない。

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