菊池流帆という人間に価値はあるのか。
俺はプロサッカー選手という職業についたが、サッカーという競技が自分を美化しているのではないか。
自分からサッカーをとったら本当に自分という人間を尊敬してくれる人、愛してくれる人はどれくらいいるのだろうか。

俺はサッカー選手にずっとなりたかった。
でも、俺は何の為にサッカー選手になりたかったんだろうか。サッカーという競技をしていたから、菊池流帆を知ってくれる人がたくさん増えて、応援してくれる人が多くいる。
でも、俺がサッカー選手をいまこの時点でやめたら俺のことをこの先の人生で応援してくれる人はどのくらいいるのだろうか。

本当の自分はなにをしたいの？この人生になにを残したいの？なにを成し遂げたいの？

サッカーの力ではなく、菊池流帆という人間の力で俺はなにをしたいのか。

俺は世界に出て、世界を知りたい。

こんな日本という小さい枠の中で死ぬのは嫌だ。
世界中の景色を見て、世界中の人々とふれあって、自分という存在の未知なる力を試してみたい。

俺はこの小さい枠組みの中で自分の限界を決めたくない。世界は広い。限界なんてない。

世界の共通語は英語じゃない。

SMILEとLOVEとKINDだ。

それが海外に行って教わったことだ。

笑顔と愛と優しさ。
人生の基本。そんなことすら忘れてしまうくらい狭いところで自分中心で生きてしまってるのに気付かなかった。
自分の人生。何年生きれるか分からない。
80歳まで生きられるのか、いつか病気で死んでしまうかもしれない。
究極を言えば明日には死んでしまうかもしれない。
その時、俺は後悔していない人生を送ったと胸を張って言える人生なのだろうか。

周りの人に優しくできた？

人生は楽しめた？

周りの人を笑顔にできた？

自分に問いかけないと。。

てめーの人生、最高にイケてんのか？
自分押し殺してつまんねえ人生送ってねーか？
鏡を見たらいい顔してる？

レノファに加入して、最初は自信満々で行って自分の得意なことはやれる自信はあるし、でも自分の苦手なことを責められたり、ミスを怖がってしまったり、先輩に気を遣ったりして、時が経っていくごとに自信を失いかけ、弱気になり、サッカーが楽しくなくなっていた。

でも不思議な出来事が起きた。

新人研修が終わりタイに戻る飛行機で心の中の誰かに囁かれた。

お前はなぜ自信をなくしているんだ？
お前はバカか？
自分の実力を決めつけているのは自分だよ。自分ができないと思っているのは自分だよ。
誰とサッカーの勝負をしているんだ？
もうやめな。
人とお前は違う。
お前は他の誰かになんてなれないし、なろうとなんてするな。
お前は一流になんかならなくていい。
お前はサッカーが好きなんだろ？
だから、周りの批判、嫉妬、悪口なんて関係ない。
お前が大好きで始めたサッカーであり、お前はお前の満足のいくようにサッカーを始めたんだ。自分が楽しめなければ他の人を楽しませることなんて到底できないよ。
お前にはお前の色がある。
誰に染められようとも塗られようともお前の色はお前の色であるべきなんだ。
人と違うことを恐れるな。人と違うことは当たり前だ。一流になるのはみんなの模範になれる人。
でも、超一流になれるのは異人だけ。
だから、お前は超一流になれる素質がある。
日本サッカー界を変える男になれ。

イタイよね？なにいってんだこいつって思うでしょ？
自分の考えを書いたり、心の中の心情を文章に表すって恥ずかしいし、周りの目も気になるよ。別に自分の中に留めておけばいいじゃんとか思われるかもしれないし、どんな意見があってもいい。
周りとは違うからこそ、生きている意味を感じれる。
みんな日本代表になりたいし、俺もなりたい。
でも、それを言うと笑われる、バカにされる。お前みたいな雑魚がなに言ってんだよって言われる。
でも、人の夢を笑うより笑われる方がカッコいいと思ってるし、人のことバカにするよりバカにされた方、100倍マシだよ。
どんな立場に置かれたって俺は日本代表になるまでサッカーはやめないと心に決めた。
本当はサッカーを心の底から楽しめない自分がいたし、練習も行きたくなかった時もあった。
高校の時と同じ風景や感情と全く同じだった。
自分の想いとは裏腹に出来なさすぎて涙も出てきた時もあった。
本当に最初はいつも上手くいかないことばかりのスタート。それはいつになっても俺は変わらないな。笑
だからこそ、やる意味があるし楽しい。その経験があってよかったと心の底から思える瞬間が訪れるから心配しなくていい。

なにより自分の中の負けたくないとか見返してやるっていう反骨心が再び芽を出した。

だから今は全力でサッカーにぶつかって、サッカーの力を借りて菊池流帆という名前をもっと広げて、日本サッカー界のレジェンドになりたい。
世界で活躍して、誰よりもすごい選手になる。
その理想の自分に追いつけるか。
それが現時点での菊池流帆の目標であり、やるべきこと。口で言うのは簡単なのは分かってるし、そんなん誰でも言えるよ？
だからこそ、その目標に対して有言実行できるか。
それが本物かどうかを分ける線だから。

自分の実力はこんなもんじゃないと認めたくない自分がいた。
自分への評価は自然と高くなってしまいがちである、自分もそう。でも分かったし、認める。
大学では全日本に入れたのかもしれないがいまは違う。
プロの中では底辺にいる。
プロの世界では自分にベクトルを向けないと生き残れないと思ったし、もっと上に行くために努力しないといけない。
サッカーに対する覚悟が自分の中にはなかった。
好きなことで飯を食っていくとはどういうものか分かっていなかった。
俺はサッカーで生きるんだと強い想いがなかった。
それが根本になかったらサッカー選手としてどんだけ上手くてもフィジカルが強くても成功できないんだなと感じた。

底辺最高。嬉しい。
またこっから。1番下から1番上に行けばいんだ。
それが俺の人生のテーマなのだから。

今はまじサッカーが楽しくて、サッカーを学んで、今までにないくらい充実しているなぁ。
なにより、レノファに入って明日のことなんて考えられないくらい今を生きているなって実感がある。

素直に謙虚に。

簡単なようでむつかしい。
けど、いつまでもそうであれるようにしたい。

サッカーに終わりが来たらまた違った世界に出るさ。
みんなの夢を応援できる。やりたいことをやらせてあげる。それをアシストできる人間になりたいし、みんなの個性を生かせる、それいいねって認めてあげれる社会を作りたい。だから、そんな会社を設立する。
でも、おれは経営者になって会社を回せる気はしないし、どうやってそういうことを始めたらいいのかわからない。だから、有能な人に頼んでやってもらおう。
俺は世界を周る担当ね。日本支社はよろしく。
自分は1人でなんでもやろうってタイプじゃないし、そんな大逸れたことはできない。
なぜなら、正直に俺はポンコツだからだ。できないことは多いし、むしろできることが少ない。
できないことは周りにやってもらう。
でも俺のできることは俺がする。
だから、自分のできないことは素直に頼む。
それが自分のスタイル。
だから、お願いする。一緒に楽しい未来を創ろう！
会社を一緒にやろう！
何年後になるかわからないけどさ。

価値という話について触れた。

菊池流帆の価値。それは何なのか。
それは自分がどう見られたいかよりも何をしたいか、どうなりたいか。
社会的地位が高いとか低いとかそういう問題ではなくて人として愛されるのか愛されないのか。
せっかく生きて死ぬのなら俺はめっちゃ有名になって死にたい。この日本になにかを残して死にたい。

誰かの生きる希望でありたい、生きる理由があなたである。そんな自分になれたら最高にカッコいい。

最高にイケてる人生にするのは自分次第だ。
自分の思考次第で人生はどうにでもなる。

俺は日本代表になる。

海外のビッグクラブでやる。

底辺にいるとか関係ない。底辺だからこそ言うんだ。
自分の責任は自分で取る他ない。
いまは虚勢と捉われるだろうし、口だけなんて言われるかもしれない。
だけど、必ず数年後に俺を笑ったやつを見返している自分が見えてるし、代表になりたかったら代表になるって言わないとそこへの未来は創られないから。
小さくまとまっていた自分。すげーダサい。
やれよ。ネチネチ言ってんじゃねーよ。
お前は成功しないよ、お前なんかにできるわけない。そんなんてめーに決められることじゃねえ。俺の成功くらい俺が決めるんだよ。
常識なんて型なんて吹き飛ばしてしまえよ。
自分の好きなことでは負けるなよ。

人生には大切なことが多すぎる。だから、他人の大切なものと自分の大切なものは同じではなくていいし、自分の大切なことを信じて生きないと問題が生じた時、自分がどうすべきか分からなくなってしまう。
人生は思い通りになる。だけど、ならない。
深くて深すぎて意味がわからない。でも、そうなんだと思う。
その意味を俺は探そうと思ってる。

楽しめ。楽しんだ先に自分の思い描いた未来がある。信じろ。信じた奴にしか栄光はやってこない。

何があってもうろたえるな。どんと構えて自信持って突き進め。船の帆の準備はできた。

なにがあっても破れない？
転覆しない？
途中で諦めない？

そんな心配はいらない。
持ち物はなんだ？

誰にも消されない情熱だ。

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.

Don’t be trapped by dogma – which is living with the results of other people’s thinking.

Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.

And most important, have the courage to follow your heart and intuition.

They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。教義、常識、既存の理論にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。