お尻の拭き方

お尻の拭き方

お尻洗浄器よりも完璧に、きれいに拭く方法は「2度拭き」しかない。 理由は簡単、排便後しばらくしてからも、腸からうんこが染み出てくるから。特に男子は 前立腺が直腸を取り巻くようにあり、これが少し熱を持つので余計 しみ出しやすい。
排便後にいくらきれいに拭いて、洗浄器で洗っても、しばらくすると 腸の中からうんこが染み出すので、 パンツに付いてしまう。結構大量に染み出す場合があり、パンツを透過して ズボンまで臭くなってしまう。

そこで排便後1~2時間ほど経ってから、もう一度トイレでお尻を拭く。 「そんなの面倒で実用的でない」と思ったら、試しに一度だけでいい、 排便後2時間してから拭いてみるといい。 どれぐらいもれているか体験してみると、もうふかずにはおれなくなるだろう。

男子の中には、お尻が臭くパンツが汚れるのを嫌い、何度も紙で拭き過ぎたり、 お尻洗浄器で長時間洗ったりする人が多いようだ。痔になったり肛門が荒れるばかり。 いくら激しく拭いたり洗ったりしても、しばらくすると中から出て来るので何の効果も 無い。肛門が傷つくばかりだ。

排便したうんこの種類によって、もれ方が随分異なる。もれが多い順に記す。

粘っこい便で途中で切った感じのとき。

固めの便で途中で切った感じのとき。

下痢のときは一番少ない。

いずれも途中で切れた感じで終わった時は、腸内の残便も多い為もれも多くなる。

パンツを汚さないようにするには、排便後はなるべく座らず、1、2時間歩いたり 動いた後、もう一度拭く。どうしても座る時は柔らかい所に座って、お尻の穴に 椅子などが当たらないように意識して保護するようにじっと座っているようにする。 そして2時間以上してから2度目を拭く。

2度拭きで完ぺきか否か・・・・
排便後よく動いてから2度拭きすると、ほぼ大丈夫。試しに3度目を拭いてみると ほぼ紙にうんこは付かない時が多い。しかしあまり動かないで2度目を拭いて、また 1、2時間後3度目を拭いてみると、紙にうんこが付く事もある。自分なりに経験を積む。

お尻洗浄器で洗えばきれいになると思っている人が多いが、そんな事は全然ない。 2度拭きすれば紙で拭くだけで十分だ。お尻洗浄器が無いと困るという人ももう そんな依存症を払しょくできる。試しに2度拭き、3度拭き、4度拭きをやってみて、 うんこの漏れを確認するとそれが分かるだろう。パンツも全然汚れないし臭くも ならない。

この事が分かると、お風呂の前にうんこをするのがどれほど良くない事かが分かる。 つまり入浴中にうんこがお湯に漏れているからだ。少なくとも2時間前までには 排便してから入浴したいものだ。神経質な人は温泉や浴場にとても入れないだろう。 この事を知らない男子が多いからだ。もっと神経質なら外ではどこにも座りたくなく なる。

お尻ふきの実際

排便後いきなり水洗浄する人がいるが、それは間違い。紙できれいに拭いてから、 最後に少し濡らしてまた紙で拭いて終わるのが一番いい。水の勢いだけで落とそう とすると、かなり水をかけ続ける事になる。肛門だっていくらか皮脂で守られている。 お尻が荒れるばかり。かゆくなってかいたりすると余計に肛門が汚れる。

紙でお尻を拭くとき、毎回同じように拭くのは能が無い。うんこの種類によっても 拭き方は異なる。まず拭くことを考えての「うんこの出し方」もある。直腸辺りにある うんこは一気に全部出し切る。途中で肛門を閉じてうんこを切ってはならない。固めの うんこの場合、これが結構大事。しかしこのようにするには結構訓練がいるかも知れない。 出し切った最後のうんこの端がコーン状(円錐状態。とうもろこしのコーンの意味ではない) になっているのが望ましい。見ながら排便する訳ではないので、あくまでイメージだ。 犬を飼っている人はこの意味が分かりやすいだろう。ねこはコロコロうんこが多いので 最後のうんこの端がコーン状にならない。排便が終了したらいきなり拭かずに、肛門を 何度も締めては緩める。これを10回繰り返す。こうすると肛門内に残ったうんこを腸内奥に 押し込み、外に出そうな部分は押し出される。これは肛門運動にもなり痔の防止にも つながる。

さて拭き方だが、軟便の時は排便後、肛門の周りにうんこがいっぱい、もりもり感でついている。 これを拭くには「拭く」というよりは、紙でつかみ取る感じ。最初2,3度つかみ取る 感じでふき取る。それから次の工程で「拭く」という感じになる。 つかみ取りのあとは、ほんの少しだけ指で肛門内に入れてふき取る感じ。 勿論紙でふき取る。素手の指を入れるという意味ではない。

トイレットペーパは6~8枚ぐらい何重かにして使う。一度拭いてから2つに折って また拭く。なので2回目は倍の厚みになる。この厚みの違いを考慮してふくようにする。
1回目は少し薄手なので、前述の「指を少し肛門に入れて拭く」には丁度いい厚み。 2つに折った厚手の場合はこれがやりにくい。なので「肛門を押し込むように拭く」。 この時、あまりこするようにすると肛門を傷める。ソフトに押し込んで拭くようにする。

男子の場合、うんこは歯磨きのペースト状になっている事が多いので、10回ぐらい拭いても 紙にうんこが付く事も多い。上述の「指を少し肛門に入れて拭く」時も 「肛門を押し込むように拭く」時も、肛門を開いている状態で拭くのが望ましい。 何度拭いても紙に着く時は、直腸にまだうんこが残っているから。これは100回拭いても 拭ききれない。なので押し込む。紙に着いても肛門の外側がきれいになっていれば、あとは 水洗浄して終わればいい。それ以上いくら拭いても無駄。それよりは2時間後に2度拭きすればいい。 残ったうんこはかなり奥にひっこんでいる。残りの漏れ出したのを拭いて完璧に終了だ。

痔になった時のふき方

痔になっても紙で拭こう。拭き方は上述とほぼ同じだが、肛門外側のうんこをつかみ取る ようにソフトに拭いたら、あとは何度か優しく押し込む。こすらずに押し込むだけでかなりきれい になっていく、心配ない。
そして次が大事。この紙で押し込む時に、押し込んでいる指で痔患部に気を送るのだ。「気なんてどうやって 送るのか!」それは簡単誰でもできる。息をゆっくり口から吐く時、神経を集中して「自分は この息を指先から吐いている」というイメージを作るのだ。息はそっとゆっくり吐くように して、頭の中では指から出ているという意識にしてしまう。そしてその指から出た息を 肛門の痔患部で感じるようにする。そうすると肛門、痔の患部ではあったかく感じられる ようになる。最初はこのイメージを作るのに相当集中する必要がある。「肺から腕に息を通して 指から出すー・・・」をすごく意識して信じ込んでイメージするのだ。肛門、痔の患部でその 息(気)を感じられるようになったら大成功!!

そんなバカなー・・・って思った人へ。これは実は気でない。交感神経を意識的に活発化している のだ。足をどこかへぶつけて痛いってなった時どうする? いたたた・・って手でさするでしょ。 そうするといくらか痛みが減少するのによく似ている。人間の体の表面は普段それほど血液が 通っている訳ではない。お腹やお尻をさわると結構冷たいでしょ。 細胞が死なない程度に酸素と栄養を送っている程度だ。そこに手を当てて 前述のように気を入れる(神経を集中する)と、特にその時その場所だけ血管が膨らみ、 血液の循環が良くなるのだ。痔は血流をよくすると、かなり治りが早くなるのだ。
痔になって何もせず、一週間経っても治らないなー・・・という時期に、お風呂の湯の中で そっと指を肛門に当てて、前述の気を注入してみるといい。あっという間に治る。結構びっくり するぐらいだ。

おしっこのあと(おまけ)

おしっこのあと男子はポコチンを振り回して終わっているでしょ。それだけだとパンツの中に しまったあと、結構パンツが小便で濡れる。それを「ちょい漏れ」と思っている人が多い。 でもただの肉棒の管なので、小便後振り回しても、管の中の小便は残っているのは当たり前だ。 だから小便終了後は肉棒をゴシゴシしごいて、管の中の残尿を絞り出してからしまうのだ。

家で小便をするときは、ちゃんと座って小便後肉棒をしごいて、紙でちょんちょん先を拭く。 うんこしたあとの2度拭きの時に、また小便も出して置けばいいのだ。そもそも家のトイレで 小便をそこら中に振り飛ばすなんて考えられないわ。自分で掃除するならいいけど。

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とりあえず、、排便終わったら、いきなり拭かずに、肛門を 何度も締めては緩める。これを10回繰り返す。

それと、排便後、1~2時間たってから、もう一度トイレでおしりを拭く。




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