【勉強をしない呪い】と【勉強をさせるおまじない】
【子供が勉強をしなくて困っている】
というご相談は塾・予備校にいた時から一番多い相談かもしれません
子供が勉強をしない理由というのは本当に様々で
・あなたは出来ない子、と言われた
・兄弟、姉妹で比較されて怒られた
・学校の先生に恥をかかされた
・周りの友人関係の影響
・親の理想の押し付け
などなどあります
そしてそれ以外にももう一つ
【本棚】を全く使っていない
というものがあります
実は【参考書、辞書などがある本棚を使っていない】というのは【勉強をしなくなる呪い】のようなものです
これは大人にも言えて、例えば試験・資格勉強の本などを入れている本棚を全く使っていなければ同じ呪いにかかっています
その本棚は部屋のどこにありますか?
部屋の奥にありませんか?
もし部屋の奥で本棚が埃をかぶっていたら本棚を移動してください
東京大学に行く子たちの部屋の本棚は部屋の奥には普通はありません
ではどこにあるのか?
それは
【部屋の入口正面】または【リビング】です
まず部屋の入口ですが、ドアを開けて真っ直ぐ正面に本棚があります
ここは不思議と人間が興味を持つゾーンになっています
ここは部屋でいうと【下座】という言い方もあるのですが、ここにあることでそこを使用する頻度というものが勝手に上がります
結果的に埃をかぶることもなく、本棚の中の本も頻繁に使う機会が出来ます
逆に部屋の一番奥というのは【上座】にあたり、【物が動かない】ことを意味しています
つまりここには基本的に動いてほしくない物などがなくてはなりません
それなのにここに勉強に関するものがあれば【動かない】という呪いがかかっているのでどんどん使わなくなっていきます
あとは【リビング】ですが、通常リビングというのは家族が集まったりテレビがあったりする場所です
東大生の子たちはここで思いついたことや気になったことなどがすぐに実行に移せるようにすでにここに辞書などが揃っているのです
これは実に要領の良い方法です
東大生たちは皆要領がとても良いです
頭がもともと良いというよりは要領良く、効率的に考えて行動しています
これが小さい時から習慣として備わっているので頭の回転が速い子が必然的に多いのです
予備校で東大コースを担当していた時は彼らの回転の速さに驚かされることが多々ありました
逆に一番下のクラスを担当していた時に感じたのは【自分は出来ない】という呪いにかかっている子がやたらと多いということ
一番下のクラスだからといって皆が頭が悪いということではありません
この呪いにかかっていたり、ただ単純に良い環境がなかった、良い先生がいなかった、というだけです
まずはお子さんがこんな呪いにかかっていないか確認してみてください
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