見出し画像

かよわい手首

今朝、右手で牛乳の容器を持って、マグカップにミルクを注ごうとしたら、右手首に違和感を覚えた。良からぬ予感が頭によぎった僕は、その後、極力、右手を使わないようにした。幸いなことに、利き手は左なので、意識さえしておけば、右手をほとんど使わずに生活することは出来た。

けれども、ご飯を食べる時などは、どうしたって、左手で箸を持って右手で食器を持つ必要が生じてしまう。僕は、恐る恐る右手で食器を持ち上げたのだが、やはり、おかしい。右手首に違和感がある。言語化するのが難しいのだが、正常ではないのは確かだった。擬音語を当てるとするならば「ジンジン」よりも「ピリピリ」に近いだろうか。見た目は特に異常は見られないものの、(あくまでも一個人の感覚に過ぎないが)「これ以上負荷をかけると炎症を引き起こしますよ」のサインのようにも感じられた。そういう類いのピリピリだった。

今、僕は、スマホのフリック入力で、記事を執筆している。夢を見た日の起床後に書く「夢日記」と、毎日就寝前に書く「日記」は、スマホで書くようにしている。理由は単純で、ベッドから作業部屋(パソコンを置いている部屋)に移るのが億劫だからだ。眠気覚ましがてら、ベッドの上でサッと書いてしまって、投稿後、一日の活動を始める(一日の活動を終える)。僕の中では割と良いサイクルで回すことが出来ていると思う。

失敬、話が逸れた。そういうことが書きたいわけじゃなかった。「右手首に違和感を覚えた状態でフリック入力に支障をきたさないのか?」ということについて論じるつもりだったのだ。

結論から言うと、割といつも通りに、両手を用いてフリック入力をすることが出来ている。強いて言えば、今こうやって、右手首の話に言及していることで、自ずと意識が高まっているのか、軽微なピリピリ感を覚えるぐらいだ。これぐらいなら許容範囲内だ。

そこで僕は考える。今現在、スマホの文字入力を問題なく行えている、これは確かだ。しかし、果たして「スマホの文字入力による負荷ならば右手首にピリピリ感があったとしても問題ない」と捉えても良いものか。発症タイミングの「今朝」から15時間程度経っている「就寝前」を考慮すると「日にち薬」の可能性も否めない。ココがどうにも悩ましい。

そんなことを思い煩いながら、就寝前にホッとするためのホットミルクが注がれたマグカップの取っ手を右手で掴み、一口二口、飲んだ。うん。美味しい。僕のこだわりは、糀甘酒をちょこっと混ぜることだ。砂糖よりも自然な甘味が感じられる。ホッとするにはこれが一番。

・・・・・・。

「・・・右手使っとるやないかい!」
※「・・・名倉やないかい!」風に。

「かまへん、かまへん」
※ネプチューン・名倉潤風に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?