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【育児とわたし】授乳は排泄だ(0~1ヶ月)

2021年11月27日。元気な男の子が我が家に仲間入りした。

初めての子育てについての備忘録、「育児とわたし」。


今回は「授乳は排泄だ、と思った新生児期」について、書こうと思う。


ちなみに、前回はこちら👇


入院生活


入院0日目(出産当日)

18:53に無事出産。2時間ほど分娩台でゆっくりした後、21時に部屋へ移動。歩いて移動するのかと思っていたら、分娩台がストレッチャーに早変わりし、寝たきりで移動した。その後ご飯が運ばれてきた。その日の昼は陣痛中でご飯が食べれず、お腹は空いていた、はず。でも、出産という名の超イレギュラーな体験の直後ということもあり、半分も食べれなかった。夜中も疲れているのになかなか寝付けない。無事に出産を終えた高揚感もあって、むしろ、頭がギンギンに冴える。少しでも身体を休めないと、と目を閉じ、呼吸に意識を向けていると、朝になった。


入院1日目

私が入院した病院では出産の翌日から母子同室。午後は助産師さんに教えてもらいながら、人生初授乳。こんなに小さいのに、吸う力が強い。授乳中の友人から「乳首が痛い」「乳首が切れる」という話は聞いていたものの、自分で体験してやっと実感できた。こりゃあ、痛いわ。とにかく、乳首が切れたら猛烈に痛いと聞いていたので、授乳後は毎回ピュアレーンを塗ることに。ちなみに母乳の調子はというと、最初の授乳は2ml。あんなに吸うわりに全然出てないのね、と思ったけど、助産師さんから少しでも出れば上等です、と言わる。その後は2日目、24ml。3日目、50ml。4日目、90ml。と着実に出る量が増えてゆく。どうやら母乳の出が良い人種のようで、助産師さんも驚愕。最初は順調ですね〜と優しい声かけで、あぁ、助産師さんは新米ママの気が落ちないように気を使ってくれてるんだなぁとそのプロフェッショナルさに感動していた。が、日が経つごとに、「えぇ?!そんなに出たんですか???すごっ!!」と助産師さんが目をまんまるにして驚くので、どうやら私はなかなかのレアケースだと認識する。

そんなこんなで、授乳やシャワー以外は極力横になるようにして、寝れなくても目を瞑り、体力温存。同室になった赤子は、母乳を飲んだら次の授乳まで寝ていたので、特にすることがなかった。


入院2日目

今日は朝から沐浴見学。私は見ながらあれこれ質問。まだまだふにゃふにゃな新生児だけど3kgある身体を支えつつ、お風呂に入れるのは一苦労。これは夫の仕事だ、と割り切り、退院後はお願いすることにした。

そして、お股が痛い。私は出産時に会陰裂傷したので、縫合したらしいのだけど、痛い。よちよち歩きでシャワーや授乳室に向かう。ロキソニンを毎食後に飲み、なんとかやり過ごす。ちなみに薬が効いている時はほとんど痛みを感じないので、その隙に出産後初お通じ!産後は便秘になるよ、痔になるよ、と先輩ママたちから脅されていたので、第一関門は突破でき、ホッとした。


入院3日目

ついに乳首が痛くなる。助産師さんに相談し、この日から時々搾乳することにした。大体3時間おきの授乳なので、一回の授乳を搾乳に変えるだけでも乳首を6時間休ませることができるよ、乳首はどんどん強くなるよ、と助産師さんから励まされる。

この日からおっぱいは供給過多になり、ふわふわだったおっぱいはガチガチの岩に。夜はおっぱいが重くて仰向けの体勢で寝れない。かといって横になると脇の下あたりが脈打ち、血液(≒おっぱい)がドクドクと流れるのを感じて寝れない。やむなく、ベットの背面を少し上げ、寝ようと試みる。が、毎回赤ちゃんが起きる前に私が起きてしまう。産後の睡眠不足って、赤ちゃんに起こされるからなるんだと思ってた。まさか自分のおっぱいが痛くて、起きるとは。もはや、赤ちゃん様におっぱいをお飲み頂いている状態。寝顔を見ては、起きてください、飲んでくださいと拝む。飲んでくれたら胸の周りがすっきりとして、心地よい。あぁ、授乳は排泄に似ている、と思った。


入院4日目

相変わらず胸は張りまくり、パジャマにまで染みてきた。助産師さんにマッサージしてもらったり、胸用の冷えピタを貼ったりした。胸にしこりのようなものもあるし、乳腺炎になるのでは?!と怯えたりもした。(胸のしこりは赤ちゃんに飲んでもらったらなくなった。)このままおっぱいが爆発するのでは?と四六時中おっぱいのことばかり考えていた。

赤ちゃんはよく飲み、よく寝た。


入院5日目

ついに退院日!快適すぎた入院生活が終わるのは悲しかったけど、入院期間中はご時世的に誰も面会に来れなかったので、早く夫や両親に会わせたいという気持ちでウキウキ。ちなみに入院生活は3食+おやつが毎回美味しすぎるし、助産師さんが皆素晴らしい対応だったし、面会がないおかげでゆっくりでき、最高の5日間だった。ああ、またあのご飯が食べたい。。


里帰り生活

退院してからは、病院から車で5分の実家へ。これから約1ヶ月実家で過ごすことになる。実家の構成は、父、母、兄の3人。夫は毎週末泊まりに来ることに。(自宅と実家の距離は車で片道1時間半。)

私の責任範囲は授乳だけ」というスローガン(?)のもと、夫や両親に入院中の出来事やこれからのお世話について一通り引き継ぎをする。先輩ママたちから「産後は授乳以外他の人に任せて、とにかく横になって休むこと。眠れなくても目を瞑ること。」と言われたので、真面目な私はその言いつけを忠実に守る。

最初の1週間は、とにかく爆発寸前のおっぱいをなんとかすべく、保冷剤を四六時中胸に入れ込み生活していた。入院中は胸用の冷えピタをしていたけど、それと比べ物にならないほど、保冷剤の効果は絶大だった。結局3〜4日、保冷剤生活をして熱っぽさはかなり改善された。乳首に関しては、まだ痛みがあったので1日1〜2回搾乳を挟んでいた。これも1週間ぐらいでかなり安定。その後1週間は哺乳瓶を忘れないために、と1日1回搾乳していたけど、だんだん搾乳が面倒くさくなり、、、完母だしいっか、と搾乳生活は2週間で終わりを告げた。

2週間健診も無事終わり、心身共に少しずつ余裕が出てきた。我が子は良く飲む。吐き戻ししかけても飲み込む。そして良く寝る。熟睡モードに入ったら、いくら音を立ててもおきない。食欲旺盛なところ、良い意味で鈍感なところ、わかりやすいところは、私の夫ゆずり。我が家のメンズたちは「私がご機嫌だと全てがうまくいく」というのを知っているようでとても優しい。

赤ちゃんとのコミュニケーションは言葉が通じない外国人とのそれに似ている。表情や、全身から放たれる気配でなんとなく通じるあの感じ。(赤子の場合は+泣き声)海外での経験が、ここで役立つとは。

去年友人が赤ちゃんを産み(誕生日は我が子と3日違い)、育てていたのを間近で見ていたので、思ったより落ち着いて赤ちゃんとの生活を楽しめている。私のメンタルも穏やか。変に高揚しすぎず、かと言って落ち込むこともなく、噂に聴いていた産後うつや産後クライシスとは無縁の生活。思えば産前は「いかに育児が大変か?」という話ばかり聞いていたような気がする。インターネットの情報しかり、友人からの話しかり。大変なことはついつい声に出しがちだけど、嬉しかったこと・楽しかったことは、自慢や惚気に聞こえがちだから、あまり言わないのね。と、子どもを産んで初めて理解した。私は今、みんなの惚気が聞きたい。

というわけで、新生児期の生活は、両親及び夫に頼りまくり、本当に授乳しかしてないのでは?と記憶はすでに曖昧。(でも授乳って本当に大変だと思った。こんなにお腹が空くなんて知らなかった。)自分が想像していたより、圧倒的にメンタルが安定して、穏やかな幸せをずーっと感じていた新生児期だった。


お役立ちグッズ

新生児期、あってよかったグッズたち。きっとそれぞれの状況によって、必要なものは違うんだろうけど、あくまでも私の場合は、ということで。

①電動搾乳器

出産直後から2週間ほど大活躍した電動搾乳器。これがなかったら、絶対に乳首切れて悶絶してた。貸してくれた友人に大感謝。


②保冷剤

退院後1週間ほど大活躍した保冷剤。保冷剤がなかったら、おっぱいが爆発していたと思う。噴火寸前のおっぱいを救ってくれた救世主。ちなみに、わたしは保冷剤をハンドタオルで包んで、胸に挟んだまま日常生活を送っていた。


③立体型クッションアイマスク

夜間授乳のため薄明かりにしておきたい私 vs 真っ暗じゃないと寝れない私。折衷案として豆電球をつけたまま、アイマスクをして寝ることに。ダイソーで買った立体型クッションアイマスクは目にアイマスクが当たらない、かつ、遮光性が高いので、買って良かった。(購入後4ヶ月経った今は結構ボロボロだけど。。まだ使ってる。)


というわけで、「ついに背中スイッチ発動?!」な生後1〜2ヶ月に続く。

いつも読んで頂きありがとうございます!最大限の愛を❣️