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木川南小学校元校長、久保敬さんと大阪市立大学の辻野けんま先生の外国人特派員協会記者会見 YouTubeはぜひ見て下さい!

提言書の問題だけでなく、情報公開された教育の現場への政治の介入の新たな事実、また、新しく採択された令和書籍をめぐる教科書検定の問題についても議論されています。


https://www.youtube.com/watch?v=sA4RLHZgHDo



木川南小学校元校長、久保敬さんと大阪市立大学の辻野けんま先生の外国人特派員協会記者会見をパブリックビューイングで皆で見ましょう!とのお誘いに、ガッツせんべいの事務局の志水さんも呼びかけて下さり、23名の方々が参加して下さいました。



まず、この場を借りて、ガッツせんべい応援団の事務局の皆さん、松田さん、志水さん、久保先生の提言書から、ずっと大阪の教育のために、久保先生を支える活動をしてきてくださったことに感謝と敬意の気持ちを表したいと思います。

事務局の松田さんからこれまでの経緯の説明と大森顧問にメールを出して尽力くださったジャーナリスト木村元彦さんへのお礼からアフタートークは、始まりました。

会場には、一般の方々、元小学校の先生、高校の先生、中学の先生で、今休学されている方、支援学校にいらした方、私立の中・高校の先生で、ミヤンマ-の救援活動をされている方、子ども食堂をされている方、東大阪で教師をしながら、朝鮮や、民族問題についての活動をされていた方、久保先生の先輩で、子どもたちのために人権活動をされている方たちが集まって下さいました。そこは、子どもたちへの愛で溢れていました。

久保先生が提言書を出された時に、ご自身も教師をされていた方が、当時のことを思いだしたと話され、「朝早く学校に行くと、校長と教頭が、『自分たちが声を上げられないところで、久保先生が声を上げてくれた』とひそひそ話しているのが聞こえて来た。自分自身も、声を上げれないことを代弁してくれたという気持ちでいっぱいだった」と、涙声になりながら話されました。そこには、やはり、混乱する現場を見てこんな酷いこと有り得ないと、目の前の子どもたちに対する想いを感じたのでした。


ただ、橋下徹氏の教育改革のあとの若い世代の先生方は、それしか知らないため、これが当たり前だと、おかしいとも思わないそうです、「自分たちは、橋下氏の教育改革以前の状況を知っているから比較できる」と仰ったのでした。
「自分自身、踏み込んでいこうとか、できなかったけれど、久保先生のことを伝えて、目の前の子どもたちを想う心を伝えた」と話されました。「今の若い先生方には、比べられて苦しい現実がある」とも話され、今の教育現場のリアリティが伝わって来たのでした。


「辻野先生が仰った『この活動を続けていかなあかん』という言葉が響いた。」
「公教育って何だろう「公」っておおやけなのに、最近考えさせられることが多い。」
「学区制度の廃止により、集まらないところには、誰も来ない。集まるとこには集まる。」
「障がいを持っている子も学校を選べる。」「障碍者へのサービスのいい学校を選ぼう。と思ったけど、おかしいんちゃうか?ほんまはどこの学校もサービスを良くせなあかんのと違うか?」と思ったという親御さんの声を聞かせて下さった方もありました。何かおかしい学区制度廃止。

支援学校で務めていた方からは、「子どもたちを万博に招待といっているが、ごみの島夢洲・大阪万博で、ガス爆発事故も起こってしまった。藤永のぶよさんが、情報公開請求をして、とんでもない土地だということが証明されている。そんな土地で、もし、爆発が起こって子どもたちに、もしものことがあった時に、その責任は誰が取るのか?」とやはり、子どもたちのことを我が子のように想う言葉が発せられたのでした。

久保先生の先輩の古川先生からは、「子どもも疲弊している、先生も疲弊している、不登校が、増えている。家庭訪問が、希望制になっているというが、希望していない家庭にこそ問題が隠れている可能性が高い、そういう家庭にこそ行かなければならない」と訴えられました。お聞きしていて、真の教育者だと感じました。やっぱり、何かおかしい。今の教育現場

「成績が、低かったら学校の評価も下がるから、成績だけで、競い合わさられている。
公立高校が、計画的に減らされている。17校も廃校した」と発言された元高校の先生

過疎地ではない、隆祥館書店の校区は、文京区で人気の地域になっています。中央小学校は人数が増え、溢れんばかりとなっています。そんな校区に合った南高校が定員割れにされ、廃校になりました。地域から高校が無くなるということは、建物が無くなるだけではなく、コモン(共有財産・公共財産)が無くなってしまうのです。地域で子どもを守るという連帯、コミュニケーションすべてが無くなってしまうのです。一度無くなってしまったら、取り戻せない大切なコモン、公教育の大切さを訴えたいと思っています。



在日の方も参加して下さっていました。

「記者会見で、「2014年から、歴史的事実ではなく、政府見解というものを入れなくてはならなくなった」ということを知って驚いた。日本の教育現場のことを聞いて怖くなった。ルーツは韓国、子どもは、公教育を受けてきたが、孫には朝鮮のことも知ってもらいたい朝鮮学校に行ってもらいたかったが、補助金も打ち切られ、どうしていいのかわからない」と話されました。

メデイアリテラシーについての活動をしてきた方からは、「日本が、欠落しているのは、メデイア、真実を伝えることができていない。今回、ひとりで、YouTubeを見ることもできたが、ここに来てよかった。とても貴重な話を聴けた。だからこそ、連帯することが大事。人権教育、声を上げることの大切さを感じた」と発言されました。

お一人お一人の背景、子どもたちのことを思っての活動をされている方が多く、そこに子どもたちへの愛を感じたのでした。

皆さんからお話を聞かせていただいた後、なかなか思う様にはいかないけれど、続けることが大切なんだと言い聞かせているうちに、なぜか、頭の中でずっとこの曲がかかってました。

「心配ないからね ♪ 君の想いが誰かに届く明日がきっとある~ ♪
どんなに困難で、くじけそうでも ♪ 信じることを、決してやめないで~ ♪」

小さな書店の思い付きで始まったパブリックビューイングとアフタートークでしたが、沢山の方々から「今日の会、良かったよ」とのお声をいただきとても勇気づけられたのでした。

お集まり下さった皆さん、ありがとうございました。

久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(ガッツせんべい応援団)から
5月21日17時~19時に久保敬先生の文書訓告取り消し求める第二次要請書についての協議が、大阪市役所であるそうです。ぜひご参加下さい。


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