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浦川泰幸の健康道場 隆祥館書店店主 二村知子のお薦め 今週の1冊 8/12は、奈良勝行さんと、瀧口優さんが書かれた「"Let Us Think about Kyujo!"」「憲法9条について考えてみませんか」です。


平和憲法9条を英語を通して考え、世界に広めるための最適の書です。

第一項に、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇または、武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」とあります。

最近のニュースで、世論が、77%反対でも、
与党が、殺傷武器の第三国輸出について検討する形とありましたが、殺傷武器の殺傷って、人を殺す武器ですよ。これって憲法9条に、違反していませんか?

防衛費を増額したり、殺傷武器の国際見本市を政府主導でしたり、なんだかきな臭いことが起こってきていることに危惧しています。

 憲法九条は、日本が海外での戦争に参加しないという決まり(規範)をつくってきました。

〇 ベトナム戦争のとき、アメリカの同盟国だった、韓国などはアメリカとともに参戦して、軍隊をベトナムに送りました。日本は、アメリカの後方支援基地としての役割は押し付けられましたが、憲法九条があったため、自衛隊が参戦することはありませんでした。

〇 イラクは90年、隣国のクウェートを侵略しました。イラクが軍事大国化したのは、アメリカやイギリス、フランス、ロシアなどがばく大な武器を輸出したからです。イラクを軍事大国化したのです。日本は、憲法九条があり、他国に武器を輸出しないという「武器輸出三原則」をもっていたため、イラクにも輸出しませんでした。

 憲法九条の、紛争を平和的に解決するという考えのおかげで、他国に軍事介入しない、紛争の原因をつくらないということが、他国による日本侵略の要因をつくらないで、平和を守ることにつながってきました。

これに反する自衛隊の海外への派兵や、武器輸出三原則を形骸化させる動きは、絶対に許してはならないと思います。

スペインのカナリ―諸島のテルデ市に、日本の憲法9条のモニュメントがあります。
1982年にスペインはNATO北大西洋条約機構に加盟しましたが、
スペイン全土で、加盟反対の運動が盛り上がり、テルデ市は「非核都市宣言」をしました。
その後、市長となったサンチャゴ氏は、日本国憲法第9条に示された「戦争放棄」を知って感動し、1996年ついに「ヒロシマ・ナガサキ広場」を作り、スペイン語の「9条の碑」を掲げました。

この本を読んで改めて、日本の憲法の素晴らしさに気がつきました。
もう一度、憲法について学び直したいと思って
8月19日に、 「憲法9条について考えてみませんか」この本のイベント テーマ 『今こそ武力でなく外交による真の平和を』と題してイベントをします。
この機会にぜひ!!

お申込み、お問い合わせは
隆祥館書店のホームページから


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