初詣は明治時代からここ100年の文化

林竜佑です。


もう11月も終わりに差し掛かり、12月に入ろうとしています。
12月に入ったらあっという間に年末になり年明け。
年が明けると初詣に行く人がかなり多いと思います。
毎年ニュースになるぐらいですしね。

初詣は宗教がなんとなく関わってそうなイベントなので、
昔からみんなが当たり前のようにしていることだと思っていましたが、
ふと初詣の起源、初詣はいつから始まったのかが気になり調べたら、
意外と歴史は浅くて明治時代の後半からこの100年の歴史のようです。



元々年明けに新年を祝うという文化はあったようで、
こちらは遡ること平安時代とかなんとか。
でもこの頃は神社仏閣に参拝に行くとしても近くに行くだけで
今のように遠出するようなものではなく、
家で家族と新年を祝うことのほうが多かったようです。


そこから現代に至るまでに
道路などの交通網の整備、そして鉄道などの交通網の発達により、
新年を祝う形も変わりました。

年明けを家で祝うことになると鉄道の利用客がその時期は減ってしまい会社の売上が立たなくなる。

そこで、鉄道を利用して新年を祝うために初詣に行こう
というPRにより
年明けに利用客が増えるようにしたというのが
今の初詣の言葉の起源であり、文化の始まりのようです。


昔は恵方詣といってその年の恵方にある神社仏閣に行くことが多かったそうですが、
それだと鉄道会社の毎年の売上がバラバラになってしまうので
初詣というようになったとか。


新年を祝うという気持ちは昔から変わらずにいますが、
こういった時代の流れで削ぎ落とされてしまった文化や価値観にこそ
日本人の大事な部分が詰まっているのでは
とついつい考えてしまいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?