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『アイスと雨音』と『君が君で君だ』は死ぬまでに観ることをおすすめしたい!【ネタバレ無し】 #35

ここ1ヶ月の間に『アイスと雨音』と『君が君で君だ』という映画を見ました。

どちらも松居大悟さんが監督、阿部広太郎さんがプロデュースに携わっている作品です。
入り口はどちらも阿部さんのTwitterだったのですが、『アイスと雨音』については現在参加している講座を知る前から気になっていて、作品名とグラフィックで胸のトキメキが止まらずお気に入りして、あとあと見直したら・・・という感じだったので、きっと入り口は誰であっても観に行っていたんだろうなーと。

松居大悟さんについては、TV番組のアウトデラックスで出演しているのを見て、インパクト強めの人がいるなーと思うところから入っていたので、、、気になってる映画の監督さんが松居さん!?という驚きでいっぱいでした。
(実際に映画を観に行ってみたら、どちらもいい意味でぶっ飛んでました。)

ネタバレ有りきで記事を書こうかなーとも思ったのですが、これから映画を観て欲しい人におすすめする記事についてはネタバレなしのものをから魅力を感じて欲しいなと思ったので、ネタバレ有りのものは後日ちゃんとまとめます。

まずは、『アイスと雨音』を観る前と観た直後の感想から。

本当にスケジュールが偶然合って電車に飛び込んで渋谷まで駆けて行ったし、今振り返っても観に行ってよかったと思うし、映画を観た後に胸一杯になった感情が蘇ってくるレベルの映画だった。映画の流れと感想と感情を書き殴ったメモがパソコンの中に眠ってるし、それを観るのが若干怖い・・・。(感情の揺さぶりが半端ないと思うんですよね。)でも、この映画はもう一回観たい。

続いて、『君が君で君だ』を観た後の感想。

この映画はいまだに消化しきっていないし、消化するのは難易度が高そう。(深夜3時に帰宅し、深夜4時まで感じたことをノートにまとめてだいたいは整理したけど、その解釈が消化しきったものとは別なわけで・・・。)ただ、本質的なところと、本質的な映画の問いみたいなところは感じることはできているのかな、と。
感情の揺さぶりは『アイスと雨音』もすごかったけど、『君が君で君だ』の方が人間普遍の主題の愛を取り扱ったものだったから、ダイレクトに胸に突き刺さってきましたよね。揺さぶられすぎて、今自分が狂気の中にいるんじゃないかと、普通って、常識ってなんだと、平常営業じゃない状態のままでいます。

と、ここまで書いてきていることから(多分)わかりますように、両方の映画ともかなり感情に揺さぶりをかけてくるタイプの映画なんです。(しかも問いかけを受け取る確率が本当に高い映画だと思います。)

確かに衝撃的な映画、優れた映画は多くあると思うんですけど、感情に揺さぶりをかけるにかけてかけまくる、しかもモヤモヤを残していく映画ってそうそうないですよね。
Don't think,FEEL!(考えるな、感じろ!)的な部分もすんごいあると思います。

『怒り』ぶりに感情を揺さぶられたのですが、浄化作業までされて映画館を出て行った記憶があります。

と対比的なのが、松居監督の作品。武蔵美の講師のどなたかが、ピンク色のモヤモヤが思考をジャンプさせる的な内容をおっしゃられていたんですが、松居監督の両作品にはそのピンク色のモヤモヤがあるんですよ。なんだか解決しないけど、ひたすら考え続けなくてはならない、ピンク色のモヤモヤが。

現代の人間、悩むこともそりゃ多くありますけど、どこかで割り切れることが多いじゃないですか。けど、ピンク色のモヤモヤは割り切れないんです。どっちも答えでどっちも答えじゃないかもみたいな感じで。

そんな、ひたすら考えてみる機会を与えてくれる映画たち。本当にいろんな人に観て欲しい。『アイスと雨音』は人生を、『君が君で君だ』は愛への強めの問いかけとメッセージを送ってきてくれる映画だと思ってます。

その証拠に、どっちの作品名でTwitterなどで検索してみても、本当に見事なぐらい多種多様な想いの詰まった解釈論が書いてあります。
どの人の文章を読んでも、あーその考え方があったか!って思えるぐらいに楽しいし、鋭い気づきを与えてくれるので、映画を観た後にはそんな楽しみ方もあるのかな、なんて。

もっと人間を考えてみたくない?
一度常識を取り払ってみたくない?
もしそうなら、小二時間ぐらいあれば一本観れるので、頭を揺さぶりに映画館に行きましょーよ!

と、超おすすめしたい映画のおすすめ記事でした!

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