明日への希望はお風呂と洗濯物とふとんの中に。#28

ものすごく個人的なこだわりなのだけれども、お風呂の石鹸は牛乳石鹸(赤箱)を使い、洗面所の石鹸は気分によって色々と買い替え、洗濯物は洗剤に加えて柔軟剤(気に入ったもの)を入れる生活がしばらく続いている。

元々から石鹸であったり、匂いものは好きな方だったけれども、年々こだわりが強くなっているような気がして、いま変えようとしても中々変えられない習慣になりつつある。

特にお風呂の牛乳石鹸へのこだわりは、非常に強い。
というのも、大学時代に宣伝会議賞というキャッチコピーの公募広告賞に挑戦するにあたって、こんなペーペーが商品を知らずにいいものなんて書けるわけがないと思い、課題の発表から3ヶ月間ひたすら牛乳石鹸を生活の中に置いて、洗った後のすべすべ感や牛乳石鹸ならではの匂いにどハマりしたことが、このこだわりのきっかけだった。
更に、赤箱、青箱の両方を使ってみた結果、洗った後のすべすべ感が最高に気持ちよかったのが赤箱ということもあって、赤箱をこよなく愛用している。(違いがものすごくわかるわけでもないので、本当になんとなくの違いですが。)
あと、「さっ、洗い流そ。」という明日への出発の準備を想起させるフレーズの広告看板が好きだったことも、更にそれに拍車をかけていた。
きっと、もっといい石鹸なんてごまんとあるのだろうけど、生活の中で気にせず使うのに最適な価格だし、自分自身の肌に合うということもあり、よほどのものが現れない限りはこのまま「牛乳石鹸ユーザー」を貫くのだと思う。

柔軟剤については、今のところは「ソフラン〜ホワイトハーブアロマの香り〜」をかれこれ4〜5年ほど使用している。時には別の柔軟剤を使うこともあるのだけれども、これが定番の匂いとなっているだけあって、安心感がものすごくある。
特に、洗った後にコインランドリーなどの乾燥機で乾かすと、その柔軟剤の匂いが際立つので、その瞬間の幸せはマックスと言っても良いぐらいだ。

そして、ふとんについては、もう動物的な部分になるのかもしれないのだけれども、自分の空間という自分の要素(においではないけど、においに近いもの?)がふとんには浸透しているので、縄張り的な意味で安心感があるし、体温によって張り巡らされた暖かな温もりで今日一日をしっかりと終えられた気分になる。

全て「におい」という点において共通するのだけれども、それぞれが安心感を与えてくれたり、明日のためのリフレッシュに繋がったりする。
本当に「ザ・個人的」なものだろうけど、自分にとっての明日への希望は自分自身の気に入った「におい」で溢れている空間にあるのだと思う。

そういう意味でも、洗濯物を適度に行ない、1日の終わりにお風呂に入って満たされ、ふとんの中で安心感を得ることは、明日からの自分をしっかりと生きるために大切なのだなぁと切実に感じた。

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