コミュニケーション下手ってやつ。#29

私はどうしようもなく、コミュニケーションが下手だったりする。

雑談だけなら延々と続けることが出来るのだけど、何かを目的を持って行動を起こしてもらうために伝えるという行為は、本当にヘタクソだなぁと常々感じてしまう。

「あぁ、今日も伝わらなかったな。」「またか。」なんてことがザラじゃない。

職業柄、人に伝えるためのものを作ることも多々あるのだけれども、ここのところは、作ったものが本当に伝えるためのものになっていなかったなぁと反省の連続。

それも多分よく指摘を受けることの延長線上にある。

それは「コンセプト迷子」ということで、一番最初にこんな形に仕上げたいと思っていた形があったのに、ものを作っている過程のどこかで脇道に逸れてしまい全然違う形になってしまうこと。

多分、コミュニケーションにもコンセプトみたいにストーリーがあって、その一つひとつの地点を辿っていった結果、エンディングに辿り着くことが出来るのだと思う。

雑談なんかは、ゴールもエンディングもあったもんじゃないから、蛇行運転でも、脇見運転でも、鈍速運転でも、なんでもござれ。こちらが得意だと、脇道にそれまくった結果伝わらずに行動を起こしてもらえなくても、しょうがない。

コミュニケーション下手。あぁヤダなぁ。

とは思うものの、別にそこで立ち止まって終わってたまるか。

ちょっと前に、付箋に話の要素と結論を書き出して、コミュニケーションを取ろうとしていたことがあって、ものすごく泥臭くてスマートじゃない方法だとは思うけれど、それをやっていた頃の方がスムーズにコミュニケーションを取れていたことも多かったなと、ふと思い出した。

手間が惜しい、と思う気持ちもチラホラと浮かんでくるものの、自分自身のコミュニケーション能力はボルテージMAXのところからは果てしなく遠い状況なのだから、そんな手間も惜しむべきじゃないな、なんてこの記事を書きながら思ってしまった。

これこそ、初心忘るべからずってやつかも。

他にもコミュニケーション下手の要素は人それぞれにあるのだと思うけれど、その数だけ解決方法もあると思うので、手のつけようのないコミュニケーション下手なんてそうそういないんじゃないかなぁ。
コミュニケーション下手が、そんなことを言ってもなんの説得力もないのだけれど。

まぁとりあえず、明日からもう一度、一番最初の初歩スタイルをもう一回取ってみるのもいいかな、なんてね。

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