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手垢のついたアイラブユー


愛してる
アイシテル
あいしてる
I love u



クリスマスイブ耳栓したくなるほど聞こえてきたり、もうメジャーなアーティストさんの歌詞に出てくるI need u を上回るほどの登場率だったりのこの3語。


私はこれってすごくすごく
神聖な言葉だと思う。

オーストラリアに住んでた時、日本人の、異性でも同性でも、もうあんたすっきゃわーって感じで使うことなんてなかった。(まず恋愛してない)


すき≒I love u ではなくて
すき≠I love u

例えば

コトバンク(※嘘)

年に一度のクリスマス。結婚する意思のある2人がMistletoeの木の下で 互いの目を見つめて吐息がかかる距離でひとこと発する言葉。好きのスーパーウルトラ最上級である。

我ながらしっくりきた。

愛し合う2人が互いの存在を確認するようにふわりと、でも重みのある言葉じゃないのかな。


ものに対しても使う時も確かにある。

Ex) Friend1: oh look! Lookka this fluffy pillow! I love this!
(ねえみて!この枕ふわふわこれ好き!)
Friend 2: yeah kinda loving it.
(まぁね、好きなかんじ。)



使われすぎて伝えられない

愛してる

コンビニのように困っても
探さなくてもそこにある
手の届くように感じてしまう
その言葉はなんだか苦手で、

いっそのこといつも挨拶してくれる
ファミマの店員さんにでも
いってみようか。

驚くだろうか。

なんて。

無機質で年月も知らない
季節の変わり目なんて気にしない
年中ありふれるアイラブユーは、
あいしてるは、
もっと寒くて
なのにあったかい。

そんなもののハズ。


終わり


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