44回:2019年を振り返るにあたって

文章をあまり書かない1年だった。本当に本当にタイピングよりもスワイプした量の方が多いんじゃないだろうか、tinderの。スワイプし尽くす、ということも発生してそうなると自分のアイコンを中心としたソナー画面がずっと続くのだった。台中市、200万人都市だし、彰化苗栗南投の三県も加えたら普通に400万人ぐらいいるのに。2019年上半期の、つまり台中生活最後の半年だけで当時中部で有効なアカウントには大体ライクをしてしまったのだろうか。しょっちゅう映画を観に行ったり、ご飯を食べに行ったりした。基本何回かのやりとりでFBかIGのDMに移行するし、そもそも匿名性が低い。自分の政治的な主張はきちんと載せたりする。公共性だったり生真面目さがtinderまでも覆い尽くしていた。大都会台北だとサクラや業者が多少(それでも日本よりはだいぶ少なそう)混ざるかもしれないけれど、大学生に中間レポートの添削を頼まれるようなあの距離感は日本のtinderシーン(そもそもやってる人少ないのか?)にはなさそう。
この時期のtinder狂いの感じは昨年9月に刊行された沖縄の雑誌「越境広場」第6号に寄稿したエッセイにも影響してた。6号自体は現在の沖縄と東アジアの状況に対する論考と、あと小特集にもなっていた「沖縄と天皇制」の各論はオススメです。
あと2019年は映画関係の仕事を始めたこともあって、ここらは長くなるので別の機会に書きます。あと県民投票についてにも。

ちなみにtinder自体は沖縄に来てからもしばらくやっていて、されどどういう訳か地元の人というか日本語圏の人は会う機会が無く、なんか香港とかマカオとか中国とか、あとやっぱり台湾の人とか、新しいパターンで西ヨーロッパの人と飲みに行って英語もっと勉強しよ、となります。込み入った議論とかもうちょっとできるようにならな!とこれは仕事で英語会話に直面したときや自分が主催で関わるイベントで英語の必要性が増した時に痛感します。
アメジョ並みのストイックさをもって取り組まなあかんと思います。ワイニーのトレーニングとかします。

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