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朽ちない月見草 EP1

種を蒔いて水をやれば花は咲く。咲いた花はいずれ散る。それが普通である。だが、中には死して尚、生きているかのような月見草も存在する。正直、少しずつ短めに書いた方が小説3ページ程度になり、読みやすさとしては丁度良いのだろう。そして書きながら思う。

これは終わりが無いだろうと。

だから短めにしてEPと付けて少しずつ書く。では、本題に入ろう。

正直、スワローズの戦い方を見ていて思う。ノムさんのイズムが継承されている限り、ノムさんの教えというものが頭に叩き込まれているかのように感じる。ノムさんがスワローズで指揮を取ったのは1990年~1998年。四半世紀も前の事だ。今ではノムさんの弟子である方々が1軍監督、2軍監督、他球団の監督、代表の監督を務めた方もいた。あらゆるスポーツで「もう〇〇の時代は終わりだ」とか耳にしたことがある。俗に言う時代遅れ。野球の場合だと「フライボール革命」「2番に強打者」というカルチャーだろうか。一発屋なのかどうかと曖昧になってきている。そういった時代も終わるものは終わる。だが、ノムさんが築いたスワローズのスタイルはどうだろう。「ゴロゴー」や「ギャンブルスタート」や泥臭い出塁とベンチワーク。勝つ時に必要としているのが勢い。そして弱者の流儀。現在のスワローズと照らし合わせてみるとどうだろう。

遺っているものだらけでは?

ノムさんが監督時に選手の事をどう見てどう育てたかという育成術も、現在は高津監督が参照しているだろう。今年の場合だと捕手である内山壮真を外野手に置いた事が1つの印象的な面だろうか。ノムさんの頃は捕手だった飯田哲也を二塁手で起用した後、外野手で確立。野村監督は飯田に「捕手は賢くなければいけない」という冗談半分のような理由を告げた。賢い捕手がいたとはいえ他にも言い方があっただろう。だが、飯田の直感的な才能を野村監督は瞬発力と肩を外野で買った。

一方で高津監督は内山壮真の打撃を買っている。出番を増やすために外野でも出場機会を与えている。当然、打てる捕手は魅力的だ。将来的には正捕手の座だろう。起用法のアイデアとして被る所はあった。まずは才能を買う事、その上でコンバートをすること。垣間見えるノムさんの教えというものが時代遅れではなく常に革新的な発想として存在している。

引き続きノムさんが遺した育成法とスワローズの起用法を照らし合わせてみたい所だが冒頭にもお伝えした通り、これを続けるとキリが無い!まだまだ山ほどある。まだ1文字も書いていなかったがノムさんと言えばID野球だ。「そのID野球はどうした?」と思う所もあるだろう。まだまだ沢山ある。ここまで読んで頂いた方々に何を伝えたいかと言うと

ノムさんが遺した事と
スワローズを重ねる。

そういった作品を今後も時折書いていきます。「これでは単なる宣伝ではないか!」と思われるのも無理ないだろう。ただ、1つ確信している事はこの積み重ねがじわりじわりと深い作品になるのではないかなという事である。そう思いながら今日も喫茶店で書いている。コーヒーは少し薄い味だ。だが、濃くなる方法だってある。

【あとがき】
本書は読んでいただき、誠にありがとうございました。今回は東京ヤクルトスワローズ関連で書かせて頂きました。ノムさんですね。今回はEP1なのでEP2があります。そしてエンドレスです。1つ1つの積み重ねで深くなっていくと思います。なので今回は浅い事をご理解頂きたい。


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