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心に残った一節(9・10月)

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン 著•松浦 弥太郎


p.128

感覚の引き算をすることで、センスは研ぎ澄まされ、自分の幅は広がります。心の学びとはこんなことではないでしょうか。

傲慢と善良 著•辻村 深月

p.107

「真実さんを含め、親御さんに言われて婚活される方の大半は、結婚などせずに、このままずっと変わりたくない、というのが本音でしょう。三十にもなれば仕事も安定し、趣味や交友関係もそこそこ固まって、女性も男性も生活がそれなりに自分にとって居心地がいいものになりますから。けれど、そのまま、変わらないことを選択する勇気もない。婚活をしない、独身でいる、ということを選ぶ意思さえないんです。」

群馬の結婚相談所 小野里

同志少女よ、敵を撃て 著•逢坂 冬馬

p.110

闘争と同時に生存を選択したシャルロッタは、涙を拭って笑った。
「セラフィマ、私ね、イリーナ教官長がいなかったら死んでたと思う。だからいつか、教官みたいになりたいんだ。誰も怖がらず、何にも媚びず、怯えず、自分の道を生きるの」

旧貴族の娘狙撃手 シャルロッタ 

 p.178

「アヤは死んだ。彼女のスコアが伸びることはない。故に優れた狙撃手として記憶されることもなければ、故郷に帰ることもない。彼女が出会うはずだった人間と出会うこともなく、子を産み、育てることもなければ、孫が生まれることもない。無だ。それが死だ。お前たちは彼女を悼み、彼女の分も戦うのだ。」

教官イリーナ

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