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夏休み中のSOS

こんにちは!『スクールソーシャルワーカー』さーやです。

夏休みに入って少し落ち着いた…と思いきや、子どもたちからのSOSは止まることがありません。


自然体験学習で、山奥にいるはずの教頭先生から電話が。

「新鮮な空気満喫してます〜?」とお気楽に質問したら、

「のんきなこと言ってないで、大変!!自傷行為発見したよ。。」と。


ガーン。。。。。。


正直、子どもたちの自傷行為はめずらしいことではありません。

心の整理がうまくできない子どもの場合、自分を傷つけることで、

環境に適応しようとするケースが少なくないんです。


「とにかく話を聞いて欲しいみたいだけど、スクールカウンセラーは夏休み学校にいないから、スクールソーシャルワーカー頼む。」とのこと。

自然体験学習から帰宅した翌日、子どもと面会し、話をしました。


小学校6年生なので、受験直前の夏休みは夏期講習三昧で本人のストレスはピークになっていた様子。ちゃんとやらなきゃ、と思って上手に手を抜くことができなかったり、コミュニケーションが取れず、友達も少なく、孤独感を常に持ち、「できない自分は悪い子」という気持ちが押し寄せてくると、自分を傷つけたくなるそうです。


傷を確認する作業は、何度やっても慣れません。

この時ほど、冷静に、驚かずに対応できるかが問われます。

でも内心は、わたしも苦しくなったり、切なくなったりするんです。

もっと早く発見してあげられなかったかな?

と悔やむ気持ちも押し寄せてきます。


スクールソーシャルワーカーになりたての頃は、

泣きながら話す子どもを見て一緒に泣いてしまうこともあり、

冷静でいられないこともありました。

今は泣くことはありませんが、それでも心がキューっとなることはあります。


人のこころは、他人がどうこうできることはありません。

でも一緒に寄り添って、相手のこころに変化が起こることを待つことはできます。

一緒に待つ応援者を増やし、安心して悩める環境を整えるための調整が、

スクールソーシャルワーカーの仕事だとわたしは思います。


この子が笑顔で3月に卒業できるよう、

校内の支援体制の構築と家庭との連携に力を注ぎたいと思います。


スクールソーシャルワーカーってこんな仕事。

あ〜今日も1日楽しかった🤗


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