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間取りの考え方〜7.28✖️7.28 ROOF BALCONY

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週も間取りの考え方は先々週の記事に引き続き 7.28✖️7.28で書いた『BLOCK  PLAN』シリーズの間取図です。

『BLOCK PLAN』説明はこちらの記事に書いてあります。

7.28✖️7.28 ROOF  BALCONY

今週の間取りも7.28✖️7.28の外形に書いた間取図です。

7.28✖️7.28 ROOF  BALCONY

2階建➕ルーフバルコニーの間取りです。
スペースが少なく庭をもてない敷地の場合に建物の空間で庭に変わるスペースをとる間取りを提案することがあります。

そのひとつがルーフバルコニーです。
屋上にプライベートの屋外空間を確保できます。
しかし何に使うか考えて作らないと無駄な空間になってしまいます。

正直今回の間取りでも「宝の持ち腐れ」になりそうなルーフバルコニーです。

2階に水まわりをつくったので洗濯干しスペースには使いやすい動線です。

それ以外の使い道としてアウトドアスペース、バーベキューなどの食事をする場合はメインのキッチンと2層離れていると動線としては不便ですね。
また子供の遊び場とする場合でも家事などをしながら親御さんの目の届く場所ではないので使わなくなりそうですね。

子供やペットの遊び場スペースとしては大きくとった玄関土間がおすすめです。
玄関土間も広く取ることで庭に変わるスペースになります。
土間との間に大きな引戸をつけることで必要な時に開けるとLDKと一体で使える空間になります。

玄関土間とLDK

そうなるとこんなに大きなルーフバルコニーはいらないという結論になりますね。

外観デザイン

この間取りを考える時に店舗の外観を参考にしました。
ルーフバルルコにーの間取りにしようと思ったのも商業ビルっぽくみせたくて高さを取る外観を考えてそうしたのを覚えています。

外観デザイン

玄関を斜めに造ったのも外観にアクセントを持たせるためです。

まとめ

屋根よりもルーフバルコニーの方が施工費は上がります。
だからこそ「宝の持ち腐れ」になってしまうルーフバルコニーを無駄に広く取るのは勿体無いですね。
ルーフバルコニーと繋げて間取りを考えて使えるスペースにする事をお勧めします。

今週はそんな反省点のある間取りでした。
今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。

左巴建築設計事務所 さわ。

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