有権者は愚民ではない。
どれも嫌なのに「この中から選べ」と言われるほど不快なものはない。それが生活に密着しているものなら尚更だ。
社会を改善し良くするためにある政治が、もう長らく、選挙制度によって歪められている。
選挙に行かないのは愚民だなどと言う人がいるが、有権者は生活に無関心ではない。無意識のうちに興味関心を削がれているのだ。選択肢を極端に狭められた怒りが絶望を呼び、絶望が無関心を招いてきたのだ。
選挙から既に政治は始まっている。自分にもっとも考えが近い人を選ぶために選挙はあるのに、政策の吟