今日は、本の紹介です。

夜中に布団の中でこっそり読むのに何だか
とっても向いている、深夜ラジオみたいな
本。

『ひとりぼっちを笑うな』蛭子 能収

私は、昔から蛭子さんのファンだ。
何より愛妻家で正直者で自由を愛する
合理主義者そして、ギャンブラー
（今は、違う？）という蛭子さんは、
少し自分と似ているんだろうなぁと
思っている。（因みにギャンブルもやら
ないし、あそこまで協調性がなくはない笑）


でも、この本を読んだら、やっぱり思考
が蛭子型だなぁと改めて感じました。
ヤバイのかしら？

否、そんなことは、ない！！

本文の中にある、

●「群」もイヤだが差別も嫌いの章は、最近
のヘイトスピーチやいじめ問題などに本当に
当てはまることが多い。

きっとネトウヨと言われる方達も一人一人で
話しをしたら、全然普通の人だったりするん
だろう。

いじめの問題だって、一人でいじめは、
成立しない。
群れになって、一人をいじめるからいじめ
なのだ。
いじめをしている群れの中の一人一人は、
そんなに嫌な奴じゃなかったりもする
気がする。

そう考えると、
蛭子さんの思考は、あながち的外れじゃない
ことが多い。
そんな蛭子さん型思考が私には、
物凄く腑に落ちるのだ。

蛭子さんは、自分自身は、内向的で一人で行
動したり、一人が好きだと語っている。

でも自分の好きな物や世界もたくさん持っている。
例えば、漫画だったり、映画だったり、ギャンブ
ルだったり。

そして、好きな物や事を通して、
他人とコミュニケーションをとる事は、
とても重要だと語っている。

これって、発達凸凹の子だったり、クラスや
職場で馴染めなかったりする子への確かな解
なんじゃないないかなぁと思う。

好きな事を大事にして、好きな事を続けて、
内に閉じこもるのではなく、外に向かって
いたら、きっと楽しい事がある筈だよねっ
て事なんではないかな？

この本を読んで、
蛭子さん像を新たにしてみて欲しい。

認知症になってしまっても、
みんなに愛されている蛭子さんは、
きっととても人生を楽しく生きて
きたのではないかなぁと思う。
最後まで蛭子さんらしく、いて欲しいと
願っている。

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