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四季折々の絶景堪能 日本一風情のある舟下り

初代日本百景国の名勝に認定された舟下りの名所を、ご存じですか?

今回は自然の中で一息つきたい方に必見な、猊鼻渓(げいびけい)の舟下りについてご紹介します。


日本百景の一つ、名勝・猊鼻渓


猊鼻渓(げいびけい)とは?

岩手県一関市に位置する日本百景の一つ猊鼻渓は、高さ100mもの断崖が約2km続く渓谷です。砂鉄川が、石灰岩層を浸食してできた絶壁には、奇岩、洞窟、滝など迫力のある絶景が広がります。

由来

「猊」は獅子という意味で、舟下りの折り返し地点辺りにある「大猊鼻岩」に浸食された獅子ヶ鼻が、獅子の鼻に見えることから「『猊鼻』渓」と名付けられたそうです。


大猊鼻岩 たもとに穴が開いている

絶景の中の舟下り

特徴

こちらの舟下りは、船頭さんが棹一本で操ることが特徴です。
猊鼻渓を流れる砂鉄川は水深が浅く、流れもとても穏やかなので、美しい水面を保つために、モーターを付けていないとのことです。

大人1800円で往復90分の舟旅を楽しめます。

往路が終わると20分ほど散策する時間もあるので、舟から降りて奥まで散策することをお勧めします。

「棹」
音読みトウタク
訓読みさおさおさす

意味:①さお。舟をこぐのに用いる棒。かい。「棹歌」 ②三味線の糸を張る部分。 ③簞笥(タンス)・長持などを数える語。

「棹」の部首・画数・読み方・意味 - goo漢字辞典


透き通るきれいな水面

それぞれ味のある船頭さん

船にはそれぞれ1名、船頭さんが付きます。

行きの道のりでは、猊鼻渓のスポットの紹介や見どころを解説してくれます。

帰りの道のりでは、歌を歌ってくれるのですが、静かな自然に反響した歌声は、風情溢れる贅沢な時間を作り出してくれます。
中には女性の方もいらっしゃり、優しい歌声が素敵です。


豊かな自然環境だからこそ出会える、野鳥や動物、魚との出会い

季節によって出会える生き物は異なりますが、どの時期に訪れても10種類以上の野生の生き物に出会うことができます。

また、舟乗り場の近くには、カモや魚用の餌も売られているため、購入していくと、より近くで生き物を感じられます。

うまくいくと手のひらから直接、餌を食べてくれることもあります。
この日は残念ながら直接食べてもらうことはできず無念。


大体いつでも気持ちよさそうに泳いでいるのがカモです。


多数の撮影スポット


船全体を写すなら

行きの道のりの途中で、プロのカメラマンが記念撮影をしてくれます。こちらは帰りに購入することができます。

大猊鼻岩と写るなら

散策時間に大猊鼻岩のある方向に歩いて向かう途中に、看板の目印があります。こちらで撮影すると猊鼻渓の雰囲気がとても感じられます。

絶壁も紅葉が美しい自然も一緒に撮影可能

意外と穴場?!船頭さんと写るなら

往路を渡り終わるころには、かっこいい船頭さんのファンになっている人も多いはず。
船頭さんと一緒に写真を撮りたい方は、乗船中は難しいので、散策の際に、舟を停めた時がねらいめです!
恥ずかしがらずに声をかけてみてくださいね。


帰りは早く散策が終わって戻ってきている人もいるので、
みんなが散策に出かけた停めたときがおすすめ

願い事が叶うかも

舟下りの折り返し地点にある運試しスポット、大猊鼻岩の「願掛けの穴」。

運玉を投げて対岸の穴に入れば、願いが叶うといわれています。

運・寿・福・縁・願・恋・愛・絆・禄・財の10種の中から、自分の願いに合った運玉をチョイス。

どれにしようか選ぶところも楽しいですよ。

川向こうの「願掛けの穴」までは距離があるので、力加減とコントロール、そして集中力が試されます。
運玉は、3個100円で現地で購入が可能です。

女性の力では穴まで飛ばすのがやっとでした。

有名なメジャーリーガーの大谷翔平選手も挑戦したことがあるのだとか。
3個投げて入らずだったとのことですが、この日は乗船客のお客様の中になんと3個中2個穴に入れたお兄さんもいて、みんなで拍手を送りました。


小腹がすいたときに

舟の乗船場所の近くにはお土産屋さんや、カフェもあります。
美しい絶景を眺めながら、ホッと一息ついてみるのはいかがですか?


餅菓子を提供しているこちらは『Cafe Ship』さん。


美しい自然に癒され贅沢なひと時を


四季折々の自然が味わえるので、行きたいと思ったときにはいつでも足を運ぶことができます。
運公表をご確認の上、足を運んでみてくださいね。

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