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中原めいこさんの凄さを語る。

絶対に日本人なら1回はその曲を耳にしたことがあるであろうアーティスト、中原めいこさん。

僕は本当に中原めいこさんを本当に敬愛していて、TikTokなどで有名な「FANTASY」という曲が収録されている「2時までのシンデレラ」というアルバムは僕の人生に影響を及ぼした9枚のアルバムのうちの1枚となっています。

僕の周りには「2時までのシンデレラ」の録音に参加されたミュージシャンの方々がいらっしゃるので、「どの曲に参加されたんですか!?」とよく打ち上げなどで伺うのですが、皆さん覚えていません…。それもそうです。40年近く前なので…

僕がもっと昭和邦楽研究科として大きくなったら、テレビ番組の企画等で東芝EMIさんに「2時までのシンデレラ」のトラックシートを引っ張り出してもらおうと思う所存です。
それくらい誰が何の曲を演奏しているのか知りたい!!

それでは、中原さんの曲の凄さが分かる曲を数曲紹介したいと思います。


①ジゴロ

田中秀和さんなどがよく行う"似たようなメロディに対してコードを変える"ということを先進的に行っており、力強くタイトなドラムに全体的にマイナー調の曲調、まず「ジゴロ」というタイトルからインパクトが強い曲。

②涙のスロー・ダンス

スローなテンポでザ・シティポップのような曲調で「♪泣いて泣いて〜」と繰り返す歌詞や、詰めてくるBメロが印象的な曲です。

③Sexy Dandy

この曲のBメロ、絶対このキーでこういう雰囲気のBメロであれば、戸松遥さんの「motto ☆ 派手にね!!」のBメロのような"平メロ調の歌メロ"をのせるのが定石である中、"敢えて裏返るような歌メロ"をのせてくるところが中原さんの歌メロ制作能力の凄さです。

④Paradise Island

この曲は我々AORミュージシャンが「フュージョン歌謡(AORっぽい歌謡曲)」と呼称するものそのもので、非常にクセになる曲調が印象的です。仮に歌メロを全部ウィンドシンセサイザーにしたら"本物のフュージョン"になると予想されます。


まとめ


・中原めいこさんはやっていたことが先進的で、曲のアレンジが最高
・中原さんの考える歌メロは"真の天才"しか出てこないものが多い

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