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マンデラエフェクト

まずオカルト的なものについて語る人を自分は信じない。
どれも何かしらの説明がつくものだと思っている。もっとも霊的な体験は不動産業に関わっていると、必ず経験するのでそれもそんなもんだろうと思うことにしている。

が、ここのところ、ちょっとしたことに悩まされている。
「記憶」に関することだ。
最近、特にひどくなってきたのでここにメモをしておこうと思う。
きっとこのメモさえ時空線を跨いでしまえば無意味なのだろうけれど。

最初の体験は数年前、ヨーロッパを訪れた時、時空の歪みを感じたことがある。
そこだけ歪んだ空間に入り込むような感覚というか。
一緒に旅行していた二人とは記憶に差異がないのだけれど、どうも帰国後にいろんな人と話してもちょっと記憶が合わない。芸能ニュースでは死んだ人が生きていたり、死んだ筈の友人の親戚も生きていたり。母と「あの人、亡くなったって前に話してたよね、なんか生きてるんだよね」なんて風に。

その後、数度時空の歪みがあった。そう感じるだけなのかはわからない。
数年に一度、それはやってきた。
そして最近、一番大きな時空の歪みを感じたのは交通事故の瞬間だ。もしかしたら自分はその時、その時間軸では死んでいたのではないかと今も思う。
やはり事故から日常に戻ってくると他の人と少し記憶が違っているように感じた。
そういえば次元を超えたと感じるとき、母はいつも一緒にいるので、この二人に記憶の差異はほとんどない。
最近になって始めた12000歩ウォーキングの最中、あからさまに不思議なことがあった。一方通行の狭い商店街を歩いている時、この狭い道をおばちゃんが緑色の自転車に乗って前方から疾走してきた。内心、危ないなぁと思ったのだが、そのTシャツが特徴的で思わず笑ってしまった。
「B型ですが何か?」と書かれていた。そこから2、3分歩いた時、例のグニャと空間が歪む感覚があった。すると、その特徴的なシャツを着たおばちゃんが自転車に跨って、また突進してきたのだ。「え、なんで?」
もしかしたら時速60キロくらいで裏道を迂回しておばちゃんは再び戻ってきたのかもしれない。もしかしたらペアルックを着たお揃いの自転車に乗った双子かもしれない。
でも自分はただただ違和感を感じた。

そこから自分の持っている記憶と今の記憶とではかなり違うものであることがわかる。
どうにも気持ち悪くてネットで検索したところ「マンデラ効果」という単語を見つける。
実は不条理なオカルトが信じられない自分はこの現象をいまだに信じたくないはないのだが、あまりに多くの人が持っている記憶と自分の記憶は一致するのだ。

いくつか例を挙げると
・九州の地図(やたら大きな五島列島。鹿児島の西に大きな島が出現)
・ハワイにやたら島が増えている。
・世界の名画の数々が記憶とかなり違う。
・オーストラリアの位置が違う。
・勉強の「勉」の字の力の部分が自分のいた世界ではカタカナのムだった。
・大戦中、日本軍が米国に空襲をかけている。
・人体の構造が違う。胸骨って何?なんで心臓が真ん中?自分のいた世界では左側。
・米国の州が50に減っている。

なんだろう?記憶違いでは済まないほどの数々が毎日、現れている。
ちなみに母を始め、いろんな人(現在30人弱)との記憶のすり合わせをしているけれど、半分くらいは自分と同じ記憶を共有。
世界の名画のバランスが狂ってしまい、間の抜けた絵画がもてはやされ、あの素晴らしい傑作をもう二度と見られないのかと思うと些か悲しくはあるが、最近は前の世界との違いを楽しむ余裕も出てきた。ただ人に蘊蓄を語るのが好きだったのに、この世界ではそれが往々にして変わっているので、なるべく直近のことだけ話すように努めている。
自分だけが記憶違いならば「おじいちゃん、ボケたんでしょ?」で終わるけれど、多くの人がこの現象を味わっていることに安堵はするけれどももやもやもする。

ちなみに有名人関係で言うとアニメーターの板野一郎さんは自分がいた世界では58歳でご病気で他界されていた。当時、Twitterでは板野サーカスの動画が貼られ、アニオタの旧友たちとも悲しんだ筈なのに、自分の投稿のどこを見てもその記事はない。こちらの世界ではご存命なので当たり前なのだろう。
マンデラエフェクト界隈では有名な富永一朗さん、自分も訃報を覚えている。糖尿から来る合併症で70代で亡くなられたと思う。こちらの世界ではご存命。

ほとんどの次元移転で一緒だった母と記憶のすり合わせが一緒なのは本当にありがたい。
これ、一人だったら気が狂いそうだったかも。

とうとうおかしくなったかと揶揄されるのが嫌で、書くのを躊躇っていたけれど、もし気になる方がいれば「マンデラエフェクト」で検索してみてください。

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