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料理は二人称 大切な人のために

あの、おいしいご飯が炊けた感動が忘れられず、ついに『myメスティン』を購入しようと、知人から教わるままに『DAISO』を覗いてみましたが、残念ながら置いてありませんでした。どうやら売り切れのようで、やはりブームなのでしょうね。

あらためて『メスティン』のことを調べてみると、色んな使い方があることに驚きました。紹介されているレシピも、ご飯だけでなく、炊き込みご飯やパエリア、オムライス、チャーハン、ドリア、各種パスタ、アヒージョ、うどん、ラーメン、肉まん、蒸しパン、揚げ物、チーズケーキ等々!炊く・煮る・焼く・茹でる・蒸すなど、なんでもOKのようです。しかもレシピを見る限り、調理方法は簡単。子どもたちから『具無しうどん専門』と称される私ですが、「料理はちょっと・・・・・・」と諦めることなく、あらためて色々とチャレンジしてみるかという気になりました。その気が失せないうちに、早めに『メスティン』を手に入れるようにしたいものです。

最近は食を取り巻く環境がずいぶん変わったことを実感します。先日は『高級食パン専門店』の話題を取り上げましたが、他にもファミレスや和食、洋食、ラーメン、焼肉、ファストフード、カフェ、スイーツに至るまで、いつの間にか新しいお店がオープンしたかと思えば、チェーン店も参入して、似たようなお店が次々とできるではありませんか。そしてしばらくすると、いつの間にか閉店していることも珍しくありません。

キッチンカーもあちらこちらで見かけるようになりましたし、『Uber Eats』のような宅配なども含めると、食の世界でのビジネスモデルやサイクルのスピードなど、本当に様変わりしています。やはりSNSの影響は大きいのかもしれません。バズればぐんと伸びるし、誰か影響力のある人がディスろうものならぐんと減る。紹介サイトで上位に位置することも流行る重要な要素のようです。

ある料理家の発言に目が覚めるような思いがしました。

「料理はあくまでも二人称であり、大切な人のために作るもの。自分のためだったら決して手をかけたりはしない」

料理をしない私が言える言葉ではありません。逆に、どれだけ料理を作る人の気持ちになれていただろうかと反省しました。だからこそ、今後『メスティン』を使うにしても、ただレシピを真似るだけではなく、自分なりに食材を組み合わせたり、調理方法を工夫するように心がけるようにします。そしていつかは、これまで散々苦労や心配をかけ通しの家族に対して、自らで食材一つひとつを選び、感謝の気持を込めて作るつもりです。

結果、ご飯と味噌汁だけになるかもしれませんが……(笑)


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