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あなたの現在の夢はなんですか?

子どもの頃、「あなたの夢は?」と問われたら
何と答えていましたか?
私は小学生までは迷うことなく『プロ野球選手』と答えていました。そうなれると信じて疑いませんでした。中学校から念願の野球部に入り、現実を直視できるようになってからは、あっという間に萎んでいったのですが。

今の子どもたちに同じ質問をすれば、きっと様変わりなのでしょうね。『ユーチューバー』が上位と聞いたことがあります。最近では『ティックトッカー』なる職業もあるらしく、あらためて世の中が変わったことを実感させられます。人気者は億単位で稼いでいるとも聞きますので、憧れはお金だけではないにせよ、わからないでもなく、夢を与える存在には違いないようです。

その程度の認識ですから、『ゆたぼん』という人気の13歳ユーチューバーの存在を最近知りました。何だか「世間を騒がせている」というか、「世間が騒いでいる」ようです。『少年革命家』と称して全国の不登校児を支援する目的で日本一周中とのこと。資金不足に陥り、投げ銭を募るとすぐに集まる。アンチもいて、「身体障害者用の駐車スペースを利用していた」「車中泊ではなくホテルに宿泊していた」などの理由で、時折炎上しているようです。

私はそれでゆたぼんの存在を知りました。やりたいことがあり、もしそれが許せる環境にあるのであれば、やらせてあげればいいだけだと思います。いちいち炎上させる必要もないかと。ただ、SNSは炎上も含めて成り立っている世界のようなので、門外漢が口を出すことではないのかもしれません。ユーチューバーという憧れの存在も辛いんだ、と思った次第です。

とてつもなく大きな夢でなくても、何かやりたいことがあり、実際にそれがやれているとすれば、とても幸せなことだと思います。そして、夢は子どもの頃だけ見られるものではなく、子どもの特権でもないはずです。

それでは「あなたの現在の夢はなんですか?」と問われたら、
何と答えましょう?すぐに出てきますか?

子どもに対して「夢や目標を持った方がいい」と言うからには、自ら手本を見せないといけないですよね。声高に表明する必要はなく、密かにでも構わないので、大切に持っておきたいものです。実現しないかもしれないけれど、思っておかないと可能性はゼロですから。
50歳代半ばを過ぎてもそんなことを考えています。


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