見出し画像

台風一過

台風一過、2日ぶりに雨戸を開けると、家の中に光が射し込んできました。それまでの重苦しい空気が一掃されたかのような感覚でした。大型で猛烈な勢力を維持した台風14号が最悪のコースを、しかもゆっくりと進んだために、いつ終わるともわからない雨風が我が家に叩きつけ、とても不安な夜を過ごしました。それでも、停電は深夜の短時間だけで、特に支障もなく家で過ごすことができたことに感謝しました。夜が明け、雨は止んだものの、吹き返しなのか風の強さはピーク時と変わらないように感じられました。正午を過ぎると風も止み、ようやく平穏を取り戻すことに。とても長く感じられる2日間でした。

被害の状況はこれから徐々に明らかになるのでしょうが、ニュースを見ると広い範囲で停電となり、一部幹線道路の信号も消えたそうです。阿蘇市の牛舎の屋根が飛ばされたとのことで、農業や水産業の被害はかなり深刻なのではないでしょうか。先日、美味しくいただいたばかりの梨畑はどうだったのか心配です。

球磨川流域には、再びかなりの雨量が降ったらしく、市房ダムは夜中に2時間ほど緊急放流がなされました。2年前の甚大な被害をもたらした豪雨時のように、流域住民の皆さんはまた眠れぬ夜を過ごされたことでしょう。

3連休が終わり、通常であれば明日から学校や仕事が始まることになりますが、公共交通機関は復旧されるのか、倒木や浸水等の被害は出ていないのか、気をつけたいものです。台風の後片付けや食料品の確保など、焦る気持ちもわかりますが、落ち着いた行動を心がけたいものです。

午後3時現在、台風14号の位置を確認すると、まだ島根県あたり。これから台風が接近する地域も多いようですから十分にお気をつけください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?