見出し画像

勝手に10選〜ギタリスト達が愛したギター編(邦楽編)〜

(前記)
先日、洋楽におけるアーティストとギターの関係性について記した。

ギターという楽器に関して、形状、色、音色、こんなに種類のある楽器は他に思いつかない。

故に、どんなアーティストがどんなギターを弾いているか、どんな音色を奏でているかをイメージしやすい楽器である。

ギターは愛用するアーティストの代名詞、象徴になるのだ。

逆に言えばギター単体から愛用しているアーティストのルックスだとか、音まで感じる事が出来る。

そこで今回は、邦楽においてアーティストが愛用してアイコンにすらなったギターとアーティストを勝手に10選する。

・Char

Char

日本のギタリストの頂点に君臨し続けているCharさんだ。

Fender社のSTRATOCASTERとMUSTANG がCharさんのトレードマークだ。

筆者の個人的な見解だが、日本一ストラトキャスターとムスタングが似合うギタリストだ。

40年以上愛用する1959年製のストラトキャスターや、30年以上愛用する1967年製のムスタングなど現役で活躍するギターもあれば、Fenderから多数のシグネイチャーモデルも発売されており、様々なストラトキャスター、ムスタングを弾いている姿が見られる。

例えば"SMOKY"を演るときはムスタング、など曲によって使い分けている。

もはや、日本におけるミスターフェンダーなのだ。

・鮎川誠

鮎川誠

九州発祥のめんたいビートを牽引し、シーナ&ロケッツのギタリストである鮎川誠さんだ。

GIBSON社のLes Paul Customが鮎川誠さんのトレードマークだ。
ちなみに1969年製で、ロック(69)の語呂合わせもお気に入りだった。
このギターのサブであったり、他にも多数ギターを所有されていたが、間違いない正室はこのギターであった。

エフェクターを使わないギタリストとして有名で、マーシャルのアンプに直結させ、フルテンで演奏する実にイカしたシンプルなロックンロール界のギタリストなのだ。


・真島昌利

真島昌利


ザ・ブルーハーツ、ザ・ハイロウズを経て、現在はザ・クロマニヨンズのギタリストとして、日本のロック界を牽引する真島昌利さんだ。

Gibson社のLes Paul Juniorが真島昌利さんのトレードマークだ。

他にもLes Paul SpecialやLes Paul Standerd、Fender Telecasterなども思い浮かぶが、やはりマーシーといえば、という印象だ。

Junior、Specialは元々ステューデントモデルであり、ピックアップもシングルコイルだ。
パンクのアーティストが好む傾向が強いギターなのだ。

Standardも所有しながら、実に粋な選択である。

・布袋寅泰

布袋寅泰

日本のロック史に燦々と輝くBOOWYのギタリストを経て、吉川晃司さんとのユニットCOMPLEXも経てソロにて大活躍されている布袋寅泰さんだ。

Fernandes製のTelecaster TE-HTが布袋寅泰さんのトレードマークであるが、このギターは今では、ボディ以外のネックを含めたパーツがZODIACWORKS製のものに交換されている。

もはや、ギターに描かれている幾何学模様は布袋さんのアイコンであるが、元々はBOOWYの初期に使用していたESP社のテレキャスターに酔っ払って布袋さんが描いたものである。

それをベースにBOOWYの中期にFernandes社によって製作されたのがこのギターなのだ。


・奥田民生

奥田民生

ユニコーンを経て日本ロック史における欠かせないロック野郎である奥田民生さんだ。

GIBSON社製を中心に様々なギターを所有し、ライブ毎、曲毎に使用する奥田民生さんであるが、トレードマークはやはりGIBSON社のGibson Les Paul Standard 1959年製である。

元々レッド・ツェッペリンのファンである民生さんにとって、いつか手に入れたいギターであり、ユニコーン時代にこのギターを購入しているが、その時の値段が600万円で、現金で買うからまけてくれ、と交渉したら450万円になった、という逸話が残る。

時を超え、現在このギターは7000万円、8000万円で取引きされている。

そんなギターを現在もガンガン弾き、名曲を生み出し続けるギタリストが奥田民生さんなのだ。


・松本孝弘

松本孝弘

言わずと知れた日本のロックシーンで躍動を続けるモンスターユニットであるB’zのギタリストの松本孝弘さんだ。

松本孝弘さんは1999年にGIBSON社から世界で5人目となるレスポールの「シグネチャー・アーティスト」に認定されており、現在に至るまでシグネチャーモデルが存在する。

強いて挙げるとすればGIBSON社のTak Matsumoto Double Cutaway Custom Prototype の使用頻度が多い印象である。


・浅井健一

浅井健一

元ブランキー・ジェット・シティのギター&ボーカルで、JUDE、AJICO、ソロなどで活躍と進化を続けるアーティストである、ベンジーこと浅井健一さんだ。

Gretsch PX6119 Chet Atkins Tennessean 1964年製が浅井健一さんのトレードマークだ。

ブランキーがデビューを飾るにあたり、事務所からお金を貰い、機材を揃える指示され、荻窪のギターショップにて購入した。

購入する際に別のギターと2択で悩んでいたところ、たまたま居合わせた女子高生に、どっちがカッコいい?と問い、そのアドバイスにより、このギターを購入した、という面白いエピソードがある。

もはや浅井健一さんのアイコンであり、それまではジョージ・ハリスンが使用していて有名であったが、現在ではグレッチのテネシアンと言えば浅井健一さんなのだ。

実にテネシアンを弾くベンジーはカッコよく、美しい。


・Hide

Hide

元X JAPANのギタリストであるHideさんだ。

アマチュア時代からFernandes社のMockingbirdを愛用していたが、HideがFernandes社と契約した際に、既に廃盤となっていた為、Hideさんのシグネチャーモデルとして復活を果たした。

そんなHideさんのトレードマークがFernandes社 Burny MG-X "イエロー・ハート"だ。
黄色のボディに赤のハートが描かれた、唯一無二のデザインである。

元々はB.C. Rich Guitars社のB.C. Rich MockingbirdのコピーをFernandes社がコピーモデルを販売しており、Hideさんは数多くのMockingbirdを所有していたが、本家のB.C. Rich Guitars社製のギターは1本だけ所有していた。

Hideさん、と言えばこのギターがアイコンなのだ。


・チバユウスケ

チバユウスケ

ザ・ミッシェル・ガン・エレファントやROSSO、The Birthdayなどのギター&ボーカルである、真のロッカーであるチバユウスケさんだ。


GRETSCH 6119-1962 TENNESSEE ROSEがチバユウスケさんのトレードマークだ。

このギターをミッシェル・ガン・エレファントの在籍時に購入し、バンドが解散した後も長年メインギターであった。

このギターは1960年代に発売されていたG6119 Tennesseanのリイシューとなるが、テネシアンがシングルコイルであり、テネシーローズはハムバッカーを搭載している。
チバさんはヴィンテージのテネシアンも所有していた。

GRETSCH 社から2019年にはシグネチャーモデルのG6119T-62TB-YC Yusuke Chiba Tennessee Black with Bigsbyが発売されている。


・アベフトシ

アベフトシ

ザ・ミッシェル・ガン・エレファントのギタリストであるアベフトシさんだ。

seen製テレキャスターカスタムタイプがアベフトシさんのトレードマークだ。

原宿にある松下工房というギター工房が製作したブランドがseenである。

Fender社のテレキャスターカスタムが下地になっているが、フロント、リアのピックアップがハムバッカーであったり、敢えて重量を重くしたり、ネックは三角シェイプだったりと、実にこだわりに富んだギターなのだ。

とにかくカッティングがイカしたギタリストである。

(後記)

ロックとギターの関係は実に面白く、ギターのチョイスもアーティストの世界観と個性を構築するおおきなマテリアルなのだ。

今後も引き続き、アーティストと楽器について考察していく次第だ。

読んでくださった方々へ
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?