ひざのうらはやおのプロフィール

 この記事はプロフィール用に作成されたものである。普段のぼくを知らないひとがぼくの記事を読んだとき、「こいつはなにものなんだ」と思うはずだ。そのために、軽い自己紹介プラス経歴まとめとしてこれをプロフィール記事とする。

ひざのうらはやお(二代目)

 平成初頭、暑い夏の日に生まれる。通称「ザーヒー」「ひざくん」など。
 代表作は「震える真珠(2021)」「驟雨、あとを濁さず(2022)」など。主に純文学方面の小説を書いているが本人にその自覚はなく、どちらかというとSFの書き手であると思っているが、その辺の判断は読者が行うものだとも思っているため特に強く主張はしていない。


 平成18(2006)年ごろよりひざのうらはやおを「襲名」し、ペンネームおよびハンドルネームとして活動を開始。平成19(2007)年ごろ、インターネットでの活動の場として自由創作サークル「木工ボンド班」の一員となる。その際に自身のブログで連載していたSF小説「そして今日もゴンドワナ大陸」を完結させ、発表。サークル内ではあるが好評を博した。

 その後、文芸サークル「伽藍堂」(のちに2代目主宰)での活動を経て、平成26(2014)年に文学フリマに初出展。長編ライトノベル「The magic nightmare」シリーズの頒布を開始。また、当時インターネット上で親交のあったひとびととものかきユニット「そりゃたいへんだ。」を結成、解散まで代表として合同誌4作の編集制作を行う。

 個人名義の活動としては平成28(2016)年の「まんまる書房」が初で、以後、「ごうがふかいなホールディングス」や「ごうがふかいなコーポレーション」とともに「ごうがふかいなグループ」を作成し、臨機応変にサークル名を使用することとなった。

 平成31(2019)年、創作上の回避不能な支障が発生し、同人活動の休止を発表。令和3(2021)年、復帰を宣言。総合創作支援組織「日本ごうがふかいな協会」を正式に設立、代表に就任するほか、主筆として新津意次(にいつ・おきつぐ)氏を招聘。

 ぼくの活動をざっとまとめるとこんな感じである。つまるところ、このインターネットという空間において、ぼくはなにがしかのプロではない。10年以上小説創作をしている以外の実績は皆無である。何らかの賞の選考を通過したこともほとんどない。小説においてもたしかな実績として証明できるようなものは何もない。そういう人間である。また、ここまで読めばおわかりのように、ものごとの要所をうまくまとめるということが苦手である。だからぼくはきっと小説を書き続けているのだろうと思っている。

以下、ディスコグラフィよろしく製作した同人誌等を並べていく。

第一短編集「HARDCORE×HARDCORE」(2012)
 文芸サークル「伽藍堂」時代に初めて製作した個人誌。メンバーの中で初めて個人誌を製作した。おそらくであるが、現在の「伽藍堂」でも個人誌を製作している人間はそう多くないと思われる。原本散逸により廃盤。

第二短編集「Heavenly Hell」(2012)
 おとぎ話をモチーフとした幻想文学集。ヒロインの見た目が同じというところにある種の執念が出ている。「伽藍堂」の実質の卒業作ともいえる。こちらは紙については頒布終了し、その全文をカクヨムに公開している。

キャンパスライフ・ファンタジー小説「The magic nightmare」(2014)
 初期に構想していた三つの世界のうちのひとつ。真中浮人が怪異と対決しながら、世界の崩壊に巻き込まれていく。数少ないライトノベル調の作風。在庫払底により廃盤。

第三短編集「妄想の中でグローリーガールが宙に浮くから僕は彼女が好きすぎてたまらないんだけどいまだにそれを認められずに書きためた手紙をかき集めて作った表層をなぞるだけの指数関数、もしくは世界が滅びるまでのわずかな間に残された一縷の希望」(2015)
 タイトルが長すぎることでおなじみ。一週間で短編を書く「週刊ひざのうらはやお」企画の最終生産物。合同誌の予告や散文詩に近いようなものなど、全体的に高密度の作品集となった。現在は廃盤。

第四短編集「順列からの解放」(2016)
 事実上の「同人界隈」デビュー作にして現時点での代表作のひとつ。表題と同じコンセプトですべての短編を製作。現在もこちらで頒布中。

フューチャーファンタジー小説「V~requiem~」(2017)
 初期の作品傾向であるSFおよびライトノベルと、平成25(2013)年以降強くなってきた純文学・現代小説の第一の結節点となった作品。実質の代表作。突然発生した「ドラゴン」に追われて地中深くに都市を造り対抗することとなった人類の、最後の希望についてのはなし。頒布終了し、現在リメイクを検討中。全文はカクヨムにて掲載。

第五短編集「幻石(ゲンセキ)」(2017)
 存在しない鉱石をモチーフとした、鉱石トリビュート短編集第1弾。ひざのうらはやおの作風をもすべて垣間見ることが出来る、文芸アラカルト。後継作となった「現石(ゲンセキ)」の刊行に合わせて令和3(2021)年に新装版を刊行した。旧装版は頒布終了。新装版はこちらから。

マジックパンク群像劇「Ophiuchus」(2017~)
 ここまで長編とよばれる分量の作品がほとんどなかったこと、今まで書きためていた構想を表現しうるだけの力を得たと確認できたことから執筆を開始した、壮大なマジックパンク群像劇。魔法を利用した技術が日常にもいきわたることとなった世界の中で、様々な立場のひとびとについて描く。現在0巻と1巻が完成。第2巻以降については現在執筆計画自体を見直している。

架空エッセイ集「まんまるびより」(2018)
 エッセイとしての体をかろうじてなしている自由な文体で綴られたなぞの日々についてのはなし。全2巻。

第六短編集「煤煙~浦安八景~」(2018)
 ひざのうらはやおの結節点その2として、満を持して打ち出された短編集。スチームパンクという異世界描写と故郷である千葉県浦安市の風景を組み合わせた架空の煤煙都市「浦安」での日常を淡々とつづっていく8つの短編を収録。代表作とまでの位置づけではないが、現時点で最も多くのひとに読まれている作品である。架空ストアでも取り扱っている。

非技術的メソッド本「おもちくんメソッド」(2019)
 ここまでに経験した同人界隈からの撤退に対して思うことと、自身の限界が見え始めたことに端を発して書かれた、メソッド本へのアンチテーゼ。同人編創作編がある。いずれも架空ストアで取り扱っている。

官能的全年齢合同誌「ラブホテルアンソロジー 満室になる前に」(2019)
 ラブホテルを舞台にする、などの様々な制約の中で書かれた7つの作品集。多色にして個性あふれる書き手による、あでやかな合同誌となった。現在は泉由良氏のサークル「白昼社」にて委託頒布。

純文学中編小説集「平成バッドエンド」(2019)
 最終新刊。休止前最後の作品にして実質的な原因。平成というひとつの時代が終焉を迎えることにインスピレーションを得た「平成デッドエンド」ほか2作を収録。これも架空ストアで取り扱い中。

創作回顧録「〇(ゼロ)」(2020)
 創作活動に対する根本的な支障によって突如同人活動を休止したある書き手が、これまでを振り返りながら綴った回顧録。資料としてこれまでの小説を非常に多く含むため、実質的にはベストアルバムとも。カクヨムにて初稿版の一部を公開。700頁超のきわめて大きなもの。架空ストアで取り扱い中。

純文学小説「震える真珠」(2021)
 復帰課題作のひとつに「なった」小説。さいはてのまちに流された小説家志望「だった」男と、音楽家になりたい青年の共震を描く。表題作と追補短編を含めた小説集。モデルとなった音楽家ともゆかりのあるイラストレーター・三上唯氏に装画を描いていただいている。ひざのうらはやおの名実ともに代表作ともいえる。架空ストアで頒布中。

第七短編集「現石(ゲンセキ)」(2021)
 鉱石トリビュート短編集群の2作目にあたる。鉱石と過去の作品との対峙を組み合わせた意欲作。シークレットの「飛んで火に入る」を含むすべての初稿をカクヨムで公開。製本版は架空ストアで頒布中。

都市小説集「小説集 驟雨、あとを濁さず」(2022)
 宇佐見という架空の都市で語られる3つの小説集。表題作ほか、他の掲載とは異なるバージョンの小説を2篇収録。
 その「元版」をカクヨムにて公開。製本版は架空ストアで頒布中。




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