見出し画像

父の納骨

先日、地図で北の方にしては季節はずれな暖かい日に、亡くなった父を納骨してきました。

さまざまな納骨方法があるでしょうが、私の実家の方のお墓は骨壷から骨を出して、みんなで骨だけをお墓に入れます。   母とともに病気になって地元を離れて東京で暮らして10年ほどでしょうか。やっと実家に帰ることができました。喜んでくれているといいな、と思います。      納骨までお骨は いつも我が家の仏壇の上にありました。なんとなく私はお骨の父をいつも見ていました。今も癖で つい見てしまいます。その度に ああもういないんだっけ、と思ってしまうのです。自分では父に対して やれる事は全てやった、と感じています。                 でもなにかと父の事を思い出しています。本屋に行けば好きそうな本を探し、おいしそうなお菓子など探し、その度にああ、もうそんな必要はないのだ、と思う日が続いています。              もう少し話しをしたかった、などと思ったりもしています。未練タラタラですね。これを後悔と言わずしてなんと言う、と。                 もうしばらくはそんな日々が続きそうです。 父のいない暮らしに慣れるのは まだ少し先になりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?