寝返りと去年の今頃/生後3ヶ月の記録

春に出産してから4ヶ月が経過し、季節は早くも夏に変わった。

二つ目の季節を覚えた我が子は日々順調に成長し、
体重は約7.5キロ、身長は約63センチになった。

平均よりもやや大きめ体型のために体が重くて寝返りをうつようになるのは少し遅めかもなぁ~と思っていて、そうだったとしてものんびり成長を見守ろうと密かに勝手に思っていたのだが、その予想に反して3ヶ月の半ば頃には寝返りができるようになった。

一度覚えると何度も寝返りを打ちたがり、しかし仰向けへの戻り方が分からないためにうつ伏せ状態の体力の限界を迎えて泣く。
泣くけれど、また寝返りを打つ。延々とその繰り返しだった。

大人からすると、もうやめておけばいいのに…そんなに頑張らなくていいのよ…と思わずにはいられない。

だけど、理屈じゃないんだよね。
嫌とか嫌じゃないとかではなくて、彼の中ではきっとそれが今自分に必要なことだから、やるしかない。やらせてくれ。泣いちゃうけどやるしかないんだ、止めてくれるな…!
ってことなんだろうな。わかんないけど。

おっぱい飲んだ後にうつ伏せになって大量に吐き戻しちゃうのはちょっと考えものではあるけど、飲んだ直後以外は彼が求める限りはやりたいようにやらせてあげて、親として危険がないようにしっかり見守るスタンスでいたいな。


去年の夏のこと

ちょうど1年前のこの時期に妊娠が発覚した。

7月の終わり頃に妊娠検査薬で陽性が出て、8月の頭に病院で妊娠していることを告げられた。

最初にもらったエコー写真を見返すと、当たり前だけど小さな穴みたいなものがポツンと写っているだけで、息子の影や形はまだない。

そこからお腹の中で大切に大切に育てて、今はお腹の外に出てきてこちらを見てにニコニコと嬉しそうに楽しそうに笑うようにまで成長した。

1年かけて、こんなに大きくなった。
毎日の生活に息子がいるのが当たり前になった。
本当に奇跡みたいだ。

息子が息子として私たちのところに生まれてきてくれたのは、いろんな偶然だったり、様々な条件が重なったことの結果ではあるのだけれど、
だけど何度想像してみても、どう足掻いても、今と違う世界線を辿っていたとしても、私たちのところには息子が来てくれていたような気がしてしまう。

息子とは出会う運命だったんだと、そんな風に都合よく信じてしまう。

ま、いいよね!誰にも迷惑かけないし!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?