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習作1(その23):フリーランス

短文を書きました。小説の一項になるにはどうすればよいかアドバイスをください。

フリーランス

「なんでフリーランスで生きていけないの?」
「営業が苦手だし、私のキャリアでは、仕事が取れない。」
「営業ってどんな営業をしてたの?」
「営業できてなかったと思うんですが、自分をPRするのが苦手なんです。」
「営業で自分をPRすることってないですよ。」
「営業っていうのが何なのかがそもそもわかっていなかったかもしれません。」
「営業しなくて良ければフリーランスできる?」
「仕事の内容にもよりますが、出来るのではと思います。」
「50歳を過ぎてから雇ってもらうのは大変、というかまずありえないので、雇ってもらうとしても時間の無駄。自分でやったらいいと思う。」
「40歳代の頃、雇われていてどうだった?」
「毎日、死ぬほどつまらなかった。」
「でしょー。また、それやる?」
「雇ってもらわないと厚生年金を払えないし。」
「フリーランスを会社にして、自分で厚生年金を払うのがいいと思うよ。」
「売上が小さいのでとても払えない。」
「それは仕方がない。売上げないと。人を雇って拡大することは考えなかったの?」
「そこまで仕事量がなかったので、雇えそうになかったです。」
「雇わないと、全部自分でやることになって、売上が増えない。」
「ない袖は振れない。」
「みんな同じことで困ってるんじゃないかなー。営業できない。それは時間がないのか、下手なのかどちらかわからんし、両方かもしれない。営業できないから売上が伸びない。売上が伸びないから人を雇えない。人を雇えないから売上が伸びない。悪循環だ。」
「そこから抜け出した人はすごいと思う、私にはできなかった。」
「運よく抜け出した人もいるが、少ないと思う。ほとんどそこで止まっていると思う。そういう人達を救えないかな。一人じゃできないから、何人かで協力してさ。」
「そういうことができたらいいとは思う。」
「昔は年を取っていないと持っていない情報があったが、今は、社会がフラットで、SNSの時代だから、若い奴も同じ情報を持っている。むしろ若い奴の方が持っている。若い奴の方が頭も切れるし、体力もあるし、どうしようもない。」
「40歳代後半から、50歳代、60歳代の人は誰も救ってくれない。」
「そういう人を救えないかな。そこまで、頑張ってきた人を社会から捨ててしまうようなことはおかしい。」


読んでいただけると嬉しいです。日本が元気になる記事を書いていきます。