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不自由な対話 / 過疎配信者をしている話

こんばんは、いちです。


私は最近、所謂「過疎配信者」というものをしています。寝る前にアプリを開き、ぽつりぽつりと入ってくる人と大抵一対一で対話します。

対話といっても、自由に喋ることの出来る私に対し、相手はコメントを打ち込む時間がかかります。LINEとはまた違ったもどかしさのあるコミュニケーションです。

配信というより個通(一対一の通話)に近い形ですが、それと違う点はこちらが相手のことを気にしなくていいことです。言ってしまえば、投げっぱなしの私の声を拾ってくれる、そんな人だけがその場に残ります。

配信には様々な人が訪れます。
この間は「お店の店長になって責任が重いのに薄給」な人。それから「漠然とした不安があって眠れない」人。
今日は、夜勤の人が休憩時間に遊びに来ました。

私が眠いと思っている間にも社会の歯車を回している人がいる。悩んでいる間にも同じような悩みを抱えている人がいる。
無責任な相槌を打ってもいいし、嫌になったらやめればいい。そんなゆったりした時間を、どこかの誰かが仮の居場所にしてくれるなら嬉しいと思います。

それでは、今日はこの辺りで。
また次回。

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