階段

奇跡を待つということ

なぜ私たちは写真を撮るのでしょうか?

私は、どこの誰かも分からないあなたの心に触れてみたいからです。

これを今読んでくれている方も、誰かの心に触れてみたいと思う人もいるのではないでしょうか。

初めてのnoteはなぜ私が写真を撮っているのかを少し言葉にしてみたくて、誰かの何かのヒントなればいいなと思い、書いています。

私が写真を撮る理由は想像すること、想像を超える一瞬に出会えることが好きだからです。

上の写真を人に見せると

「一瞬で撮ったの!すごいね!」

と言われますが、実は15分ぐらい待ってます。笑

一瞬で撮れる写真も好きですが、奇跡を15分待ってるという感覚が好きなのです。

想像して、待つ。

この3つの窓に、素敵な人が必ず現れると信じて。

撮れた時は思い通りに撮れた、という感覚ではないです。

空白の窓の中に、空白の私の心に、色が付いたようだという気持ちです。

それがモノクロ写真でも、私の想像の世界よりずっと色付いた世界が15分後にそこにあるのです。

最近思うのは、これは写真のことだけではないんじゃないかなということです。

何か想像を超えるような奇跡が、人生に待ってるのではないでしょうか。

知って欲しいです。

知らないあなたが私の心に触れているということ、あなたが歩くだけで奇跡の一部だっていうことを。

そんな私の思いが、写真としてあなたの奇跡の一部になれたらいいなということを。

そんな奇跡を、私は毎日待っています。