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嫌いな人を好きになればなるほど自分らしさが消えていく

根本裕幸さんの「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」を読み返して1週間。

その間に劇的な変化もあれば、さほど変わらずのこともありました。

さて、今日は一つ自分の中で、その後の結果がものすごく気になる行動をしてみたので、それについて書いてみます。

態度が横柄な「かつての」後輩との再会

私は教員になる前、ICT支援員という仕事をしていました。
いわゆる学校での「パソコンの先生」です。

退職する数日前、その人は入社しました。
研修よろしく、と言われたので色々教えていたら、突然私に向かって「うるさい!!」と一言言い放ちました。

呆然としました。
そして私は退職。もう会わないだろうと思っていました・・・・。


数年後、教員となった私はその人と学校で再会する「羽目」になりました。

経験を積んだのか、さらなる横柄さが目に付き、仕事をしていてもイライラが消えません。
そんな感情の自分を、歯を食いしばりながらただ抑え込んでいました。


嫌いだと認めなさい!


様々な本を読むたび、こんな一文が目に入るものの、どうしても受け入れられませんでしたが、ついに「これなら!!」と言える方法が見つかりました。

この本の著者である「ともえ」さんが提案した「感情の爆発法」が、私にとって一番ぴったりだったのです。

これまでにも似たような方法とは出会っていました。

思いの丈を書きなぐる ⇒文字として残るので嫌だった
書きなぐったものを破る or 燃やす ⇒ 燃えてもスッキリしなかったorz

つまり、形に残らず、爆発できるのが私には合っていたんでしょう。
たとえばサンドバッグを殴り続けるとか(サンドバッグ置く場がないのでそれは無理・・)

ともえさんのやり方は紙に書くでしたが、その行動を表すイラストがとてもイメージしやすかったので、私はその一コマを心のなかで描きながら感情を爆発させ続けました。

そしてようやく、この人をハッキリと「嫌い!」だと心に植え付けました。


私が最後に言い放った言葉


その人の最後の出勤日、いつにも増して声が大きいし、最後とあって周りの人が「残念だ」とか「次はどうするの?」とどんどん声をかけています。

私は心の中でサンドバッグを殴り続けつつ冷めた目で仕事をしていました。
しかしどうにもうるさく集中できないので、ワイヤレスイヤホンを付けて曲を聞きながら作業しました(本来ダメですが最終手段で・・)

そしてさっさと仕事を片付け、職場を出て、移動中の車の中でこう言いました。

私はあんたが嫌いだ。成仏しろ!!!!!


ここまで私は自分の気持ちに正直になれました。


私はよく人から「優しすぎる」と言われます。

誰も傷つけたくないし、傷つきたくないから、なんか嫌だと思っても、(そう思ってる私は間違っている)、と気持ちを認めてきませんでした。

それが私の人間関係を歪めていると、根本さんの本は教えてくれました。

そして

自分にとって嫌いな人はあなた自身を映し出す鏡である。

という有名なお話を思い出したのです。

確かに、私もこの人のような行動を過去にしてきていました。
職業上、仕事をもらうために、目立とうとしていたのか、とにかく笑顔を振りまいては多くの先生と関係を築こうと努力しました。

しかしそれらはほとんど報われないことに気づくと、バタン!と疲弊する自分がいました。


うるさいなー!
邪魔なんだよ!
声も聞きたくない!

もしかしたらそんな思いを、私も誰かにさせてきていたかもしれない・・

そう客観的に捉えられたことは、自分の中でかなり大きな気づきでした。


私自身の行動を省みることで気づいた状況の本質。

それと同時に、それまでの私は演じてきた、この場に合わない偽りの自分・・・

そう思うようになり、今は人との関わりを極力断ち切り、最低限のことだけをするようにしました。

二度とこんな人が私の前に現れてこないように・・


まとめると

自分の気持ちに正直になって、面と向かってではなくとも、抱いた感情を自分がちゃんと拾ってあげて、受け止めてあげることが大事だと分かりました。


こんなチャレンジを、数ヶ月に渡って実践してきました!!


とはいえ、私にとってこんな大それた行動は初めてなので、果たして今後私の周りの人間関係はどう変わっていくのだろうか・・という一抹の不安もあります。

無理してでも誰とでも仲良く、をやめ、
自分の気持ちに正直に動き始めた私。

根本さんを始め、敬愛する浅見帆帆子さんも、愛着障害のスペシャリストである岡田尊司さんを始め、多くの心理やスピリチュアルの第一人者の方々は、同じことを著書でおっしゃっていました。


あるがままの自分でいれば、必ずそれにふさわしい人があなたの周りに現れる


私もその言葉を信じて、演じすぎず、自分らしく社会と向き合っていこうと思います。

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