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海外旅行のすすめ Air China(中国国際航空)ってどう?(初稿2023年12月 更新2024年1月)

備忘も含めて色々と記載していきたいと思います。
こういうご時世なので、結論を先に書いてしまいます。
個人的には日系エアラインには流石に劣りますが、いたって普通のエアラインだと思います。

なお情勢は刻々と変わっていきますので、記載内容が最新ではなく誤った行動をとってしまう可能性がある点ご留意いただき、エアラインの公式・政府(日本・渡航先等)・旅行会社等の最新情報をご確認ください。
ご参考になれば幸いです。

画像は公式Xのものです。


Air Chinaとは

Star Alliance(ANA、United、Lufthansaグループ等が加盟)に属する中国本土側のエアラインです。
Sky Teamの中国方角航空(方角は文字通り東西南北)と同様に格安で知られています。
私自身12月上旬頃に12月下旬発のTokyo~EUを取りましたが、他のエアラインに比して10万近くお安いです。

総評・概要

  • Air China自体は安い割に普通

  • Air China/Cathay Pacificと中国方角航空は別物

  • 機内のエンタメは中国よりで映画も和訳はなく、北京国際空港の22時頃のお店は期待してはいけないため、暇つぶし道具は必須

  • 北京国際空港の保安検査が面倒(以下全部規制当局関係)

  • 保安検査に時間がかかる可能性がありトランジット時間が短すぎる場合は注意(北京行きは前方座席の指定をお勧め)

  • タブレットやカメラなどの電子製品、液体、予備バッテリーは保安検査官に何も言われなくても全て提示

  • VPNがないと空港で見れないサイト・使えないサービスがある

  • 制限エリアで購入したお土産がボッシュートされるリスクは健在(2024年1月ボトル2本購入後北京の入管通過できました)

エアラインそれ自体は普通でやばい理由は別にある

お安いからやばいんじゃないの?とお思いの方は多いかと存じますが、私も後輩とも話してて案外普通よねという結論に達しています。そんな汚くもないですし。中国系と聞くと遅延ですが、航空券手配する前に調べたところ基本定刻通りで、おそらく中国方角航空とごっちゃになってるのと思います。中国系というと香港を拠点としたCathay Pacificもありますがここも20フライト近くしてますが、現地民がうるさい以外に不満はなかったです。
個人的な欠点らしい欠点は機内サービスのコンテンツ内容が中国政府の一環なのか中国系に寄り切り基本中国語か英語な点に、ぱっと見で中国人と決めうちして中国語で話しかけてくるくらいでしょうか。

やばい理由はエアラインがというより、北京国際空港のそれと言いますか、中国の規制当局が一番のネックだと感じてます。
フライト社数30前後(シェンゲン協定内移動含む)ですが、ここの保安検査がどこよりも1番面倒でした。

中国規制当局

保安検査等が厳しいのはどこも同じです。ただ北京国際空港に関してはトランジット客より保安検査を優先している節があります。
まず1つが、保安検査のX線検査は2台あるのですが深夜ですと1台しか稼働していません。これに加え、保安検査が他国ましてや同じ中国内の香港と比べても厳しいです。
この2点が相まって、降機後すぐに並べるのならいいですが出遅れるとそれなりの時間を要します。
2019年に行ったときは急に検査中止しはじめて痛い目にもあいました。(あまり記憶にないのですが1時間~2時間くらいかかったでしょうか・・・)
保安検査が厳しいのは中身をガチガチに見に行くんですよね。PCやタブレット等の電子製品、バッテリー、液体物は現物を目視しないと通してくれません。保安検査に時間がかかるのはまさにここだと思ってます。
実際、前後みててもタブレットやバッテリーをカバンの適当な所においてたせいで取り出すのに時間がかかってといった感じです。

当局対応

私がとった対策は極めて単純なもので、当局検査官用のカバンを一つ作りそこに全部放り込む。放り込む際に東急ハンズで売ってる透明のケースに、液体物・バッテリーの類は全部入れるでした。
PCケースにPCとGo Pro両方入れといたのですがそこは引っかからなかったようです。
ただこれでも目視しないとダメなようでモバイルバッテリーとカメラの予備バッテリー見せろとは言ってきました。ケース取って「これだ」で済むので一瞬で終わります。他の空港は意外とゆるかったりするので「え?なんで?」になったりして時間かかるんですよね。それが一人二人ならともかく、下手すると旅行客全てが該当するので保安検査所越えがネックです。
こうした背景もあり、北京行きは前方、北京発は状況に合わせて適当に座席指定をしていました。

空港の環境

トランジットで気になるのはもう一つ、空港の環境がどうかです。
EU方面は地域によって1日1便で深夜帯になります。その影響からか、パッと見る限りあまりお店などは開いてないと思った方が良いと思います。Star Alliance GoldやPriority PASS等お持ちの方はそっちへ回避した方が良いと思います。
そんなところで歩いてると椅子で寝てる人なんかはちらほら見かけます。
また、そんな暇つぶしのお供のインターネット環境ですが、当局の方針を受けて日本で使えるサービスはほぼ使えません。VPNを別途使用する必要があります。
前回それで失敗したため、今回はMillen VPNの15日コース980円を申し込みました。1m/bps程度と昔のADSL並とは言え、最も規制されてそうなXの閲覧などできたため、たいていのものは使えると思います。
Wi-FiサービスによってはそもそもVPNがついてるのもあるようなのでそちらを用いてもよいかもです。私はeSIMを別途契約してますのでそれぞれで使いました。

何かの拍子で使えるかもしれませんので割引用の招待コードおいておきます。(15日コースじゃダメでした)
R567471EVJ5EW

帰国時の制限エリア内の買い物

ここまで往路の話をしてきましたが、今度は復路です。お土産色々買って帰りたいですし。
コロナ以前にAir Chinaを使いEUに行く際に目にしたのが制限エリア内で買ったものが北京でボッシュートされるというまさかの事態です。
コロナも明け状況変わってる可能性もあり、実際に話を聞いてみた回答はこんな感じです。
Air Chinaのチェックインカウンター「大丈夫」(中国の研修生)
ANA Loungeのカウンター「確かにそういう話は聞く」(聞いてる感じオフィシャルなものとして注意喚起するレベルじゃないがて印象でした)
感覚正直ヨクワカランといったところですが、火の無い所に煙は立ちませんし、グランドスタッフといえどそれなりの情報はあるはずなので、自身としてはANAが正しいのかな・・・と思ってます。

2024年1月追記
現地空港でワイン2本購入して北京の保安検査所通化した所無事にボッシュートされずにいけました。ただ、早朝着便がいくつかあってものすごく混雑してたこともあってというのもあるかもしれません。
ただ、ボッシュートの話は上記の通り聞くので絶対大丈夫とも思えないのでご留意ください。

また追記などがあれば適宜埋めていきます。
ご参照いただきありがとうございました。
#海外旅行 #旅行 #トランジット #国際線 #中国国際航空 #Airchina #北京国際空港

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