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誰かの詩

ごめんな
この世に生み落とされたくせに
何も生み出せなくてさ

「夢か」
憧れ描いてたはずなのに
いつの間にか醒めてたの

誰かの声にはもう耳を貸したりしない
惑わされ掻き乱されて閉じ込められて
誰かと背比べなんてもうしたりしない
僕が僕であること それだけをわかってよ

美しく見せるための飾りは
本当は何一ついらないんだよ
君がその身に付けている全てが剥がれ落ちても
僕は目を逸らしたりしないよ

笑った
誰かを悲しませないように
でも吐き出したかった

君だけはいつも僕のことを見てくれてた
忙しない時の流れに抗いながら
たとえ心が壊れそうになったとしても
君が君でいること それだけは忘れないで

醜くなる夜もあったんだ
照らす月さえ眩しくて痛かった
君の身から剥がれ落ちた鱗は七色だった
僕はそれを拾い集めるよ

自分が自分じゃなくなるほど
コントロールが利かなくなっても
他の誰にもなれはしない
僕はぼくで 君はきみだ

美しく見せるための飾りは
本当は何一ついらないんだよ
君がその身に付けている全てが剥がれ落ちても
僕は目を逸らしたりしないよ

醜くなる夜もあったんだ
照らす月さえ眩しくて痛かった
君の身から剥がれ落ちた鱗は七色だった
僕はそれを拾い集めるよ

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