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ペコリス日記 No.68 明日への希望

2024 0308

母が私のために作ってくれた
着物が幾つかあるが、
着物についてほとんど知らないから、
この度、短期のレッスンを受けている。

今日は半幅帯のテストを受けた。
なんとか合格できた。

やはり、出来るようになるというのは
なんでも嬉しいものだ。

それは以前、私がペコリの森🌳に
住む事になった時に初めて
ペガサスさんと話が
出来るようになった時のようだ。

あれは、桜散る頃、
空には満天の星々が
煌めき始める時だった。

ふと私の心に
話しかけてきた風を感じた。

風はやがて、ペガサスの翼を
迎入れ気づくと私はペガサスの背中に
乗っていた。

そうして、言葉も放っていないのに
何故か私の望む場所まで
連れて行ってくれたのだ。

そこは「遥かなる地平線」
と呼ばれる場所で、
今まさに太陽が沈もうと
しているところだった。

昼と夜との境目なのだった。

私は辛い今日に別れを告げて
明日への希望を探そうとしていた。

やがて日は沈み、
新たに生まれいでた命の星が
何万光年も先の彼方で

私にそっと微笑みかけて
くれているのが分かった。

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