早川さとし

某メディア勤務。評論、批評、小説など。根気よく

201701

そういえば、年を越していた。
年々、1年を実感する前に時間が経ってしまうね。

2016年は、自分にとって「答え」が見えた年だったと思っている。
今の会社に入社して1年、一度は切られる寸前までいったけど、わからない中であれやこれややった企画の感触は悪くないかな。幸運にも、僕のやりたいことを意図を汲み、それを文章にしてくれる友人に恵まれていると思う。

演劇では、引き続き“外と中の”間の人間としての

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201611

朝、目が覚めたら無気力だった。昨日、1年好きだった女の子に告白したのだけれど、フラれた。
だけど、フラれるだろうと心のどこかで思っていた。確信があった。

彼女は、まるで自分の写し鏡。考えていること、好きなもの、嫌いなもの。あらゆるものが一緒だった。会話をしていると、彼女が次に何を言うのか、いつもわかる。なので、フッた理由も妙に納得してしまった。
「そりゃ、そうだよなあ」
いつからか、自分を押し殺

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運命の赤い糸が指し示す「家族の愛」と「ある街の記憶」劇団ロロ『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』

2016/5/22観劇@東京芸術劇場 シアターイースト

ロロといえば、様々なカルチャーを横断し東京の演劇シーンの中でも中心となっている劇団。

昨年から、ちまちまと名前の上がる舞台を観劇していますが、ロロは今回が初。軒並み評判がいいので期待していきました。
今回の『あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語』は、母と娘の物語。現在/過去 大人/子供と縦横無尽に物語が展開していき

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“僕らは家族にだってなれる”SNS社会でのゆるい繋がりに対するディズニーの回答がこれだ!『アーロと少年』

14日、TOHOシネマズのTOHOシネマズデイを利用して、ディズニー/ピクサー映画最新作『アーロと少年』をみてきました。
 アナ雪を公開初日に行くくらいディズニーは好きなので、今回もそういった理由で前情報なしで劇場へ。感想からいうと、イマイチですね。

 映画のテーマとして、家族が全員揃って暮らすことの大事さが上げられていますがこれって昨今の映画の「家族じゃない者同士が、家族になる」という流行りの

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AV業界に棲む有象無象のアツいバカたち! 暑苦しいくらいの情熱に、あなたは必ず勃起する!?『劇場版501』

昨日、ユーロスペースに招待券を使って、ビーバップみのる監督ドキュメント『劇場版501』を見て参りました。

 本作の監督は、AV監督として活躍するビーバップみのるさん。女性に主観で淫語責めされるビデオばかり撮っています。

今回は、「ロッキーのようなAVを撮りたい」ということで企画を練っていたところ、“有名になりたい”というAV女優の霜月るがやってきて、“501回の顔射を受け顔射女王”にならな

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“群像劇的アドベンチャー”ディズニーは、新旧6作とどうのようにして決別したのか?『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』

さて、今年最大の期待作であり大団円を飾るにふさわしい『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(ディズニー)を遅ればせながら観てきました。
僕は、皆が好きなものを好きにならず誰も知らないようなものを好きになるという、典型的なひねくれ者でしたので、新旧3部作ともに観ていません。
ネタバレを含みます。

お話は、家族の帰りを待つ少女・レイの元にドロイドのBB-8がやってくることから始まり……と

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