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最近観たドラマや映画の感想をつらつらと語る「沈黙の艦隊」 「ゴジラ-1.0」 「BLUE GIANT」

こんにちは。すうちです。

ここ1ヶ月くらいの間、立て続けにいくつもドラマや映画を観ました。今回はその中で個人的に響いた作品の感想です。

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タイトル画像:猫助さん


沈黙の艦隊

昨年映画が公開され気になってましたが、(ぼーとしてる間に…)映画館で観るタイミングを逃してしまいました。。。

原作は1990年代前半の作品(私の前知識は序盤の話を知っている程度)で人気作でありながら、長らく実写化は困難と言われていました。

そんな中、プライムビデオに「沈黙の艦隊ドラマ版(シーズン1:全8話)」が公開されました。

ドラマ版は、映画より詳しい内容まで触れたり、映画の続きも含めた構成になっているそうです(なので、今から話を追いたい方はドラマ版がお得?)。

全体的な感想は、常に続きが気になる展開で面白かったです。と同時に「平和とは何か?」「日米安保の意味」など考えさせられる場面も多くありました。

驚きなのは、原作は30年前にも関わらず現代に通じる話であることです。その意味では「世界の関係性や人間の思考はいまだ何も変わってないのではないか…」と思いました。

ほかにピンポイントな感想として「意志と決断力がある政府や国の最善を考えるトップ」に現実と違う憧れを抱いたり、「なぜサブマリナ達はこんなイケメンぞろいなのか…笑」など思った所もあります。

また映像は実写とCG技術が活用されており、かなりリアルに感じました。

昨今の世界情勢から有事の話はありえないことでもなく、実際に似た事例が起きた時に政府や国民(私も含む)は然るべき選択や行動ができるのか?を考えさせられました。


余談ですが、ドラマ版の後にアニメ版(1996年制作)も視聴しました。基本的なストーリ展開は同じでしたが、こちらはさらに先の話(ニューヨークに向かう途中)まで描かれています。


ゴジラ-1.0

先週ようやく映画館で観ました。正直ストーリは「予定調和」というか…個人的にさほど驚く展開はなかったですが、最後まで楽しめました。

一方、VFX(CG)の映像表現はウワサとおりスゴかったです(特に水の表現は従来CGでリアルな再現は難しいと聞いていたので…)。

また、日本映画初のアカデミー賞(視覚効果賞)受賞のニュースも先日ありましたが、日本の技術が世界に認められた意義は大きいと思います(さらに従来のハリウッド映画に比べてかなり低予算でこの質を実現したとか…)。

個人的には戦後の昭和が舞台であることと、放射能で狂暴化した災厄の象徴であるゴジラが日本を襲う展開(ゴジラ生誕70周年記念だから?)は、現代の最新技術を駆使した原点回帰に思えました。

そのほか映画には、どんな絶望的な状況にあっても希望を失わず「生きろ」というメッセージもある気がします。


BLUE GIANT

こちらも映画を見逃して、最近プライムビデオに公開されたので視聴しました(いまの娯楽や知識の源はアマ〇ンに依存している私…)。

原作や映画は話題になってたので、満足度も高いはずと思って観ましたが、その期待をこえる作品でした(気づいたら、何回も涙で頬が濡れていた…)。

それはなぜか?…考えた結果、人のひたむきな努力と情熱に心を動かされたのだと思います。

主人公の大が雨の日も雪の日もひたすら毎日河原で練習する姿や、天才的なピアニストの雪祈がスランプでもがく姿は来るものがありましたが、個人的に一番共感したのはドラムの玉田です。

玉田は、ど素人から優れた二人の領域に近づくため、大に負けず劣らず努力する姿はとても真似できないと思ったのと、その努力が実りファンから「君のドラムはよくなっている」と声をかけられるシーンは、玉田の気持ちが重なって胸を打つものがありました。

最近は「時短」「効率」そして「楽に」といった言葉が強調される印象を個人的に受けます。

確かにITの進化で昔より実現しやすくなったことはあると思いますが、周りから抜き出るレベルや認められる存在になるには、そこに安易な道はなく自分が目指す方向に向かって地道に努力し続ける人にはかなわないと思いました。

また、映画の音楽はジャズピアニストの上原ひろみさんが担当されたのもあり、どの曲も作品にハマっていて、原作の表現をさらに倍増させた感動を生み出していたように思います。


最後に

最近、個人的に頭でいろいろ考えることがあって、少し疲れた感もありましたが、人の栄養源として娯楽って大事だな、とあらためて思いました。

沈黙の艦隊ゴジラ-1.0は、最新の技術でここまでリアルな表現が可能になったのは単純にスゴイと思えるし、今の時代と重なる部分も多く頭のアンテナを広げる機会になったと思います。

BLUE GIANTは、若い頃にあった(はず?)の情熱やひたむきに努力することの尊さを思い出したり、ミュージシャンとしての生き方を疑似体験したい方にはおススメの映画と思います。

余談ですが、沈黙の艦隊BLUE GIANTは原作で続きを読みたい気持ちはありますが、最近の自身のテーマでもある時間の使い方(時間は有限)を考えると、そこに踏み込むか否かはとても悩みどころです。。。

あまりルールに縛られず、娯楽も栄養の糧として流れに身を任せて機会があれば原作の続きも読みたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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