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字書きとしての勉強3

 1と2はこちら。

 正直新年度なのもあり締切がやばくてこんなことやってる場合じゃねえ!という気持ちはあるのだが、楽しくて仕方ないのと2で出した問題の答えっぽいものが見つかったので報告する。

1個目。
Q,進みが遅いんですがどうしたらいいですか?
A,セリフだけをガンガン書こう
 多分これが一番いい。迷う理由はふたつあって、前回も書いたように「文章の善し悪しが気になる」のがひとつ、もうひとつは「話の流れがわからない」だと思われる。今のところ気がついた限りではそのふたつだ。
 「話の流れがわからない」については1で書いたみたいにプロットを作るとかなり書きやすくなるのだが、私は細かな心情の動きとかは決めずに書き始めている。なので「ここで主人公は次の章に繋がるような心情にならないとなんだけど、ならねえな……」ってなって唸ることになった。
 文章の善し悪しは言わずもがな。校正を先にやっているようなものなので時間がかかるうえに話の流れが決まらないことには書きにくい。
 これの対処が主人公の心情に関わる事象だけを先に書くという方法である。ドアをどんな風に開けたかは関係ない。どんな風に言ったかは私は把握できてるから今は書かなくていい。主人公が何を聞いて何を見た結果心が動いたのかをガンガン書くのだ。その際セリフはそのシーンの始まりから「主人公の心を動かしたなにか」につながるまでを埋めるのに使う。セリフがほとんどないときや誰かの行動に主人公がはっとさせられるときだけ地の文を書く。私の今書いているやつは恋愛ものなので大体喋っている。
 じゃあなぜ地の文を簡易に書くのではだめなのか。
 これは私がセリフを最も重要視しているからだ(もちろん地の文を簡単に書くというのが難しいのもある)。言葉遣いや言葉選びにはその人の生活環境や感情が出るのはもちろんなのだが、言葉の受け取り方にもその人の個性が出る。嫌いな相手が言葉足らずな言い方をしたら悪い方に解釈するだろう。嫌いな相手でも悪意がないとわかる言い方であれば礼を言うかもしれない。
 設定がどれだけご都合主義だったとしても会話がご都合主義で不自然だとつらい。私は人間味があるキャラクターが好きだし、推しが出てくる世界観を丸ごと大事にしたい。ので、セリフから書いている。

 ちなみにスピードは出るが今は普通に話の流れをどうするかで詰んでいるし、飽きたから別のところを……と思っても地の文の推敲が仕事になるのでまあまあ疲れる。どうせやることなのでいいのだが。
 またなにか面白いことが見つかったらnoteに書こうと思う。唸ってる時に他の字書きの方のnoteを拝読していたらオジョ様という方のnoteをオススメしておられて、そちらも拝読したところかなり頭が良くなった気がする。まだ締切は一応……本当に一応だが先なので良いものができるよう頑張りたい。
 それでは。


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