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妄想爺のとんでも史観 (17) 三種の神器

妄想爺のとんでも史観 (17)

 三種の神器

 皇室が引き継ぐ神器。元々は5種類あったそうです。
 5つの勢力。出雲、ヤマト、北九州、越、丹後、尾張、近江、、、、何処でしょうか?
 その5つの神器の由来とか生産地とかで特定できるとは思いますが、人は移動します。より良い材料や製作場所があれば、移ります。
 交易します。でも、必需品が優先です。余裕が出れば、誰かが褒めてくれそうな装飾品、宝飾品を手に入れたくなります。
 今作っているものに付加価値を高めていきます。自分の地域と他の地域の装飾技術も取り入れながら、精度や鮮やかな付随品、セットで催し物とお酒、販売促進イベントかな?

 九州や半島では権益確保の戦いや駆け引きが続く中、各地ではそれぞれの思惑で交易や交渉があったのだと思います。
 組織や集合体の意思が、完全な一枚岩になる事は有り得ません。
 目の前にいる仲間たちの中でも意見の相違はあります。摺合せを繰り返します。妥協もします。我慢もするでしょう。
 ましてや離れた場所同士で、伝達は人任せとなれば、”鬼”が現れたりします。疑心暗鬼と言う 鬼 が。伝達者も正確に記憶できるかどうか、分かりません。
 なので、大事な話は直接会って腹の中を明かし合います。

  余談ですが、仕事の基本は報連相って言うじゃないですか。報告、連絡、相談。
  でも、本来なら連絡~報告~復命だそうです。
  連絡は、状況をしらせたり指示を与えたり受け取ったり。メールの本文みたいな、、、
  報告は、途中の状況や結果を伝えます。添付したエクセル表とかPDF、PPとか。。。
  復命は、直接対面して結果の分析や、よくなかったことの原因究明ですかね。命令を受けた人が報告する事となっています。会議室とかミーティングルームでの会議とか、、、

 話しを戻し、3種の神器とは 「草薙剣」、「八咫鏡」、「八尺瓊勾玉」です。
 以前から話をしている出雲と越の国、そしてヤマト。
 それぞれが特産品と重なります。

 出雲が鉄製品の代表、草薙剣。出雲地方のたたら製鉄、丹後地方の遠所(處)遺跡(えんじょいせき:弥栄町)。
 尾張名古屋の熱田神宮に草薙剣が祀られています。
 岐阜の金生山の赤鉄鉱、 揖斐川、木曽川、長良川、木曽川、庄内川の砂鉄と春日井・小牧地域のたたら製鉄。

 越の国が、翡翠の勾玉。越後の糸魚川河口は天然の翡翠産地。丹後半島の付け根辺りに、翡翠を勾玉にする加工場。

 ヤマトが鏡。元々何もない所に大きな湿地帯が広がり、そこには葦が群生し、製鉄も細々としていたのかも知れません。
 初めは吉備の国からの製鉄技術者が入植し、群生する葦から製鉄をし始めていた気がします。そのうちに湿地帯の農地への大規模工事をし始めた。
 農地が確保出来始めたら、各地から人を集めます。木材加工、製鉄や金属加工、農具などの二次産品として各地へ出荷した気がします。
 広大な奈良湖が耕作地になれば、かなりの人を養えます。人が集まれば、新たな産業も生まれます。接客業もそうでしょう、芸能もそうだと思います。
 接客業や芸能の交易と言うか、地方営業も盛んになったと思うのです。
 例えば、踊る女の人による接客サービス、強い男の格闘技(相撲?)とその後の、、、、地方には無い新しい娯楽。
 大喜び、間違いなし。
 それに合わせ、農事暦の周知や交易のルール説明、やってはいけない事の御触れと取り締まり。お供えや貢物の受付。
 人が集まった時、あっと驚く演出があれば、より上手く行くでしょう。いわゆる ツカミ です。
 太陽や月の光、夜の松明の明かりを反射させ、まばゆく光る鏡。中にはおぼろげな絵が浮かぶ鏡もあったらしいです。魔境です。
 その為の鏡製作がヤマトの地。見本は大陸からの交易品か下賜されたお土産。
 原材料は青銅器、銅剣や銅鐸かな?、そう言えば出雲の荒神谷遺跡から358本の銅剣と加茂岩倉遺跡から39個の銅鐸が見つかっています。
 その他の地域の総数よりも多い発見だったとか。
 「ヤマトが買い付けしてるぞ。」「誰が渡すもんか。」「一緒に持って行けない、、、埋めておこう。」
 どんな会話があったのでしょうか?
 国譲りと言う、侵攻や住民の入れ替えがあったかもしれない地域です。
 大国主と言う、誇るべき崇拝者がいた地域の住民たちです。
 
 後は、妄想力次第、、、でしょうか。

ではまた、お会いしましょう。
ごきげんよう。
やまとやじろべえでした。

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