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学びが楽しくなっちゃうような教材が作りたいんだけど。転職か諦めるか2択なの?

私は、大学で4年間教育について学びました。

学生時代の将来設計は、10年学校現場で働き現場の経験と知見を持って、教材会社に転職して教材を作ることでした。

父や母に作ってもらった自分だけの教材が大好きで、父や母に作ってもらった教材なら大嫌いな勉強も頑張れた幼少期。

子供たちに、面白楽しく学べる特別感のある教材を届けることが夢でした。

起業したいま、教材会社は超大手が乱立していて、弊社で新規事業として取り組もうとすると「差別化」だったり、「独自の価値提供」だったりが必要になります。

これほどまでに大手教材会社が乱立する中で、新規事業を立てても賞賛がないとしたら、選択肢としては自分の会社を辞めて大手教材会社に転職するか、もうその分野は一旦諦めるかしかないのだろうか…

誰かいい案があれば教えてくれ〜と悲鳴のような記事を書きます。
何かいい案があればこの記事のコメントでも、各種SNSでもなんでもいいので教えてください。


地獄の勉強。手が真っ黒になるまで書いた漢字。

私は勉強が大嫌いでした。

机に向かって楽しくもない文字をひたすら書いて、間違えたら赤色のペンで×はつけられるし、友達は正解して当たり前みたいな顔でたくさん丸をもらっているのに、私はどんなにやっても×ばっかりで。

いい思い出がありません。

特に、漢字テスト。

小学生では50問テストなんてものが節目節目にありました。
もう、最悪でした。

合格点(確か90点)がとれるまで再テストが続きます。
ある一定の日を過ぎると、「今日は合格点がとれるまで帰れません」みたいな日もあって。

でね。勉強してなかったわけでもないんですよ。

ちゃんと漢字ノート1ページ分同じ単語を書きまくって、書いて書いて、声にも出して、自分でもテストをして、思いつくできることはぜーんぶやって臨んだ50問テストなんです。

だから最悪なんです。

勉強をした過程を褒めてくれる人は1人もいなくて、勉強してもテストの点数が悪ければ学校の先生には「もう少し頑張れよ〜このままじゃまずいぞ〜」と言われ、家に帰ると親にはこっぴどく叱られ。

テストなんてものがあると、その前後は憂鬱でしょうがなかった。

算数は好きだった。馬鹿にされるまで。

私、算数は好きだったんです。

だって、答えが明確だから。

1+1=2
誰がどう採点しても、1+1=2という事実は変わらないでしょ?

それに引き換え、国語なんて最悪。
とめはねはらい?どれだけしたつもりでも、採点者が「していない」と言えばしていないことになる。ほんで、似たような漢字多すぎ!

記述問題も、抜き出し方はあーでこうで。とか決まりがあって、「本当に筆者はそんなこと思ったん?」と思う正解もいっぱいあったし、なんか腑に落ちない正解が多かった印象があって、嫌でした。

算数は単純明快!だから解けたらスッキリするし、間違えたらなぜ間違えたのかを考えることができた。だから好きだったんです。

点数もそこそこでしたよ。確か。
びっくり仰天するような点数はとってなかったはず。

でもね、そんな大好きだった算数は大学時代に大っ嫌いになりました。
正確には、好きと公言できなくなりました。

教育学科だったので、友達とは「何の教科が好きだった?」「どんな教科が得意?」なんて話をするんです。

そんな時に、「5教科だったら算数が好きだな。」と私が答えるとある友人が「お前みたいなバカが?算数なんてできるの?」って。

多分そんな悪気もなかったんだと思うんです。

いじりのつもりで言っただけだと思うので、当時は「意外とできたんよ!」なんて流しましたが、内心超傷つきました。

そこから、私みたいなバカは算数が好きとか言っちゃダメなんだなって思ったんです。

私だけじゃないよな。この傷。

「そんなやつほっときゃいいじゃん」って思うかもしれませんが、勉強が大嫌いだった私にとって算数が好きなことは唯一の救い的な部分もあったので、だいぶショックだったんですよね…

これって私だけの話じゃないのかもしれない。

バカにされたり、けなされたりするのって生きていれば一度は経験するのかなと。
それがたまたま勉強だった私。

同じように傷ついている子供たちがいるかもしれない。

私にできることはあるかな?

「できなくてもいいから好き」を大事にできる方法

ここからは超持論です。

勉強なんてものはできなくてもいいから、好きなことであって欲しいなって思うんです。

これほどまでに変化し続けるこの世の中で、これからの社会を築き上げていく子供たち。学びを止めることなんてできないと思うんです。

そんな社会で生きていく時に、勉強が嫌いだとすっごく生きづらいだろうなと思います。

常にインプットして、常にアウトプットして。

基礎学力はあった方がいいです。
それは間違えない。

どこで生きていくにも、漢字は読み書きできた方がいいし、計算はできた方がいいし、都道府県はどこにあってどんな特産物があるか知っておいた方が仕事の幅は広がるし、仮説立てて検証する理科のあの流れは身につけておいた方がいい。

基礎的な学力は、生きていく上で欠かせないんだろうと思うんです。

でもね、極論「学び方を知っていればいつだって学べる」んです。

知らないことがあるのって当たり前ではありませんか?大人になっても、知らないことだらけではありませんか?

私は毎日毎日新しいことの連続です。

その度に調べて考えて、勉強して。
大人も学ぶでしょ?

知らない漢字があればなんとかして調べるでしょ?ググれば出てくるし。
難しい計算や方程式も調べれば出てくる。鹿児島の場所がどこかわからなくったって、滋賀県から遠いことくらいは想像つくし。Googleマップに「鹿児島」って打つと自分のいる場所からどれくらい離れているかなんて、1発で出てくるんですよ。

だから私は勉強なんてものはできなくてもいいから、好きなことであって欲しいなって思うんです。

勉強と学びの言葉の定義は深くなりそうなので、また今度対話しましょ(笑)

自分で考える力。伝える力をぐんぐん伸ばす体験教育

andstep(弊社)の運営する体験教室ステップラボでは「自分で考える」ことを大切にしています。

子供たちに「ステップラボってどんなところー?」と聞くと、大きな声で
『感じて考えるみんなが楽しいところ!』って答えてくれます。

この合言葉最強なんです。

あるあるなのは「せんせ〜い次何したらいい?」「せんせ〜い暇〜」「せんせ〜い水飲んでもいい?」

超受動的な場面ですよね。
先生の言うとおりにしておけば楽しいことがずっとできる空間。

「せんせ〜い次何したらいい?」「せんせ〜い暇〜」「せんせ〜い水飲んでもいい?」

こんな質問が飛んできたら私たちは決まって「どうしたらいいと思う?」と答えます。だってやるのはみんなでしょ?先生がやるわけじゃないよって。

ここで「ステップラボってどんなところだった?」ともう一度子供たちに尋ねると、『感じて考えるみんなが楽しいところ(小声)よし!やろう!まずはどうするかな話あう?』なんて子供たちだけで活動に入ることができます。

すごいんですよ。この問題解決力はいつも感動します。

自分で考えて、お友達に伝えて、わからないことがあればその道のプロに聞いたり、本で調べたり、ネットで調べたりすれば答えば手に入ることを彼らは、もう知っているんです。

でもこれ、対面の体験教室だからできることなんだろうなと思います。

滋賀県長浜市に来ることができる一部の小学生にしか、この場を届けることができないんです。

学びが楽しくなっちゃうようなオンライン教材を作りたい

もう少し、届けられる範囲を広げたい。

学びが楽しくなっちゃうオンライン教材を作ることができたら、全国の子供たちに届けることができる!!!

教材というツールを使えばさまざまな視点からアプローチができると思うんです。

例えば、プログラミング。
↓は弊社のステップラボで使っているオリジナルのプログラミング教材の一部です。

最終的には自分でオリジナルゲームを作るので、その練習として基礎知識を学ぶための教材です。決してこの教材のゲームを作りきることが目的ではないのです。

だから全ての答えが書いてあるわけではなく、自分で考えるところを必ず全ページに作っています。

気がついたら小学1年生がX軸とY軸を理解して、オリジナルゲームを作るんですよ!?

天才です!!!!

夢中になってプログラミングに没頭していたら、X軸とY軸について理解ができている。これが私の実現したい「学びが楽しくなっちゃうような教材」です。

大手教材会社がもうすでにやっているのだから、今更無理…(?)

ベネッセさんの「チャレンジ」という教材はご存知ですか?

あれ、超すごいんです。

最近は「チャレンジタッチ」と言ってタブレットで勉強をすることができるんです。

以前、フリースクールに来てくれた子がチャレンジタッチで勉強をしていました。
適所適所に面白いアニメが入っていて、導入バッチリ。
進めば進んだだけスタンプが押されるし、1つ1つのワークも5分ほどで終わるスモールステップ。

考えに考えられた最強教材です。

私自身もも、実は進研ゼミを始めてから偏差値が10上がった高校時代の思い出があります。

最近では「お子様の特性に合わせた工作キットを送ります!おうちでSTEAM教育!」なんていう画期的な教材も販売されています。

私たちandstepだからこそできる、オンライン教材を作ることができれば、ベネッセさんのような天才たちの背中を追うことができるのかもしれません。

でも、これまでのアイデアはどれも「これ大手の〇〇さんじゃ代用できないの?」のツッコミを真摯に受け止めることしかできないものばかりで。

もしかすると、私が教材を作りたいのなら今の大好きな会社を泣く泣く腹を切る思いでやめて、教材会社に転職しその中で働くか、弊社では一旦諦めるかの2択しかないのかな…と思うと悔しくて悔しくて。

でも、私は大好きな会社を見捨ててどっかへいくなんて絶対にできないので、andstepだからできる価値提供をひたすら探求して商品にしていく道を選びます。

何か思いついたことや動きがあればまたnoteを書きます。
皆様のご知見もあわせて、みんなで作る事業にできたら楽しそう!!

ぜひ、皆さんのご知見もお貸しください。

ということで最後までお読みいただきありがとうございました!
これからも泥臭く頑張ります!応援、よろしくお願いします!

じゃあまたね〜!

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