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この子になら託せる。高校生と“未来の教育”について語って見えた希望

生きづらい。

いつもは割とヘラヘラしている私ですが、これまで24年間生きてきて“生きづらいな〜”と感じることが多々ありました。

しゅわっち!!

自らこの世と別れを告げる人が後を絶たない昨今。

「生きるって捨てたもんじゃないかもな」って思える社会にしてから、次世代に引き渡したい。それが大人である私たちの使命であり、今を生きる私たちだからできること。

そんな想いから、滋賀県長浜市で起業。

小学生向けの体験・探究教室「ちゃれんじラボ」と、デザインや動画制作のクリエイティブ事業をエッサホイサ作っています。

ちゃれんじラボオープンの日

ちょうど2年前に大学を卒業して、友人と長浜市に移住。
友人と起業して、面白い教育で面白い街を作ると意気込み走った2年。

紆余曲折あって、2024年(今年)の1月に新法人「株式会社crevus design」を設立。

今は、インターン生2名となんとか切り盛りしています。

動画チームの2人

お恥ずかしいながらも、ありえないほど自転車操業の弊社。

一瞬でもペダルを漕ぐ足を止めると、みんなが食いっぱぐれる非常にピンチ的状況

寝れないけど、倒れられない。
アドレナリン頼りで走る日々が続いています。

お子さん平均5名~8名の現場を、私ひとりで企画から現場の運営までを担当。

1人1人とゆっくり話したり、向き合ったりしたいなと思いながらも、体力的にも能力的にも足らず…

いつか誰かにちゃれんじラボの現場を任せたいと思いながら、「この方なら任せられる!」と思った方に未だ出会えず、2年が過ぎました。

年度末。駆け込み納期に追われる中、徹夜明けで迎えたちゃれんじラボ
高校生が1人、ボランティアでちゃれんじラボに来てくれました。

どうやら彼女は将来、教育現場に携わりたいらしい。

超パッションがあって、自分の意思を持って行動することができていて、明るくて、とっても素敵なお姉さん。

そんな彼女とちゃれんじラボの現場終わりに教育の話を…

この1日で見えた、未来の教育に対する希望。

彼女になら、ちゃれんじラボを託すことができる!
初めてそう思えた日でした。

とっても感動したので、この感動がアツいうちに残しておきます。


1人1人と丁寧に、温かく関わる。

「こんにちは〜よろしくお願いします🫡」

こちらまで背筋がピンとなるくらい緊張しながら、恐る恐る教室へ入ってきてくれた高校生せんせい。

子どもたちも何かを察したのか、超敬語(笑)

私「今日はじめてせんせいしてれる、高校生せんせいです!!」
子「よ、よろしくお願いします🫡」

笑っちゃうほどみ〜んなガッチガチ(笑)

私「じゃあ、ごめんけどさなせんせい、午前中だけ仕事させてもらうね。高校生せんせいよろしく!!」

そう言って、同じ部屋にはいるもののみんなに背を向けて、パソコンに向かいました。

私がいると「せんせい何したらいい〜」とみんなが聞いてきてくれちゃうんです。

だから"あえて”関わらない時間を作るようにしています。

「あとはみんなで考えてみてね〜!みんなならきっとできる!」なんて言いながら、話し合って自分たちで決める場を作っています。

さぁ、、、どうなるかな??

高「えぇ〜私もおりがみしたいな!久しぶりだぁ〜!」

超明るく自然におりがみへ潜入した高校生せんせい。

このおりがみがきっかけで、おりがみ博士の女の子と意気投合。
なんだかおりがみトークだけでハグが生まれるほど、アツい友情が芽生えていました(笑)

そんな様子を見ていた男の子。
最初は高校生せんせいと明らかに距離をとって、様子を伺っていました。

おりがみ博士女子と、高校生せんせいの関わりを見て「あ、この人は大丈夫な人だ」と思ったのか、少しずつ自分の話をし始めます。

👦「ボク、実はYouTubeやってるんです。」
👦「昨日はマラソンの練習をして…あぁ筋肉痛だぁ(ドヤ)」

お、いつもの調子が出てきたぞ!!
だんだん、教室中の緊張感もほぐれてきてみんなで紙飛行機を作ることに。

ここからが、高校生せんせいのすごいところ。

1人1人と丁寧に向き合ってくれるんです。

なんか楽しそう!!

ちゃれんじラボに参加してくれている子たちは、自分で考える活動を普段からしているので、「こんなことできるようになった!」「こんなことやってみた!」が次から次へと出てくるんです。

とっても喜ばしいことである反面、私1人に対して子ども5人の話はたまぁにキャパオーバー。

聞ききれないこともあるんです。

ですが、、、高校生せんせいは違った。

高「えぇ〜!すごい!それはどういうこと?」
高「わたしもやってみたい!」…

1人1人と丁寧に向き合い、コミュニケーションをとってくれたんです。
なんだかあったかい空気。

愛だなぁ。。。

この温かい空間を作るのって、誰でもできることじゃない。

いつもより楽しそうな子どもたち。

たくさん話を聞いてもらってご満悦な子ども達。

高校生せんせいと遊びたい欲が大爆発。
ずっと楽しそうにキャッキャ言いながら紙飛行機を折っていました。

いつもは11時半ごろに「お腹すいた〜もう無理〜」と言い出すのに、この日は12時を過ぎてもご飯を食べる気配がなく…遊びに夢中になっていました。

おかげさまで、想像の3倍仕事が終わり午後からはしっかり子どもたちと向き合う時間を作ることができました。

これは本当にすごい。

ここまで集中できる時間が作れると思っていなかったので、高校生せんせいには本当に感謝しかありません。

負け顔を持ってるせんせい超強い

さて、お昼ご飯を食べ終わりこの日の本題「プログラミングでゲームを作る体験」へ!

この日は、プロ級にプログラミングができる子が1人、そのほかの子達はほとんど初心者でした。

高校生せんせいも超初心者。

この講座の1番の目的は、ゲームを作り切ることでもなければ、プログラミングの手法を身につけるわけでもなく、自分(たち)でやりきってみることなんです。

ちゃれんじラボオリジナルのプログラミング教材は、しっかり読んでテキスト通りに進めていくとゲームが出来上がる代物です。

彼らならしっかり読んで、考えれば確実にゲームを作り切ることができるんです。
わからないことがあれば、わかるお友達に聞けばいいのだから。

ここに、せんせいが絡む必要なんて一切ないというカルチャーと私たちは持っています。

この“自分たちでやりきる”を見守ることのできるせんせいは本当に少ないなと思います。

どこかで、手や口を出したくなってしまったり、教えてあげたくなってしまうせんせいがほとんどです。

しかし、高校生せんせいは違った。


子「せんせ〜いこれどうやるか分かんない!!」
高「えぇ確かに難しいね。一緒に考えてみよ!どうやるんだろ〜」

一緒に考えてみよ!?!!?!

そんなことが言える現場のせんせい、最高すぎる!!!!

世の中の全てを知っていて、聞いたらなんでも答えてくれるのが先生?

そうじゃなくて、わからないことがあった時に一緒になって解決してくれたり、考えるきっかけをくれるせんせいが、ちゃれんじラボにとっても必要なせんせい像なんです。

まさにジャストフィット!!
最高!!!!!!!!!!!

もう興奮が止まりません。

ここまで私のやりたい、子どもたちが考える場づくりを一瞬で体現してくれたせんせいは初めてでした。

「この子にいつか現場を渡したい!」

そう初めて思った講座でした。

なんだか、ライティングのお仕事をちょくちょくさせていただいている人の文とは思えないほど、ざっくばらんな文章でしたが、この興奮を伝えたくてドバーーーっと書き切りました。

これからもちょくちょく、高校生せんせいが遊びに来てくれるので、本当に楽しみで、本当に有り難いです!

少しずつですが、私たちなりに進んでいきます☺️

今回はここまで!!!!現状報告でした!

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