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#子どもに教えられたこと(プロジェクトBB)

こちらはnoteに出ていたお題がありまして、それに沿って作った記事です。
私はジャッキーファンとしてはリアルタイム世代なので、ファン歴だけは長いのですが、ずっとテレビで放映されていた作品を観て楽しむ程度で実際に面と向かってお会いした事は無いです。(目撃した事はあるw)

こんなニワカも良いとこの私なんですが、さすがにファンを30年以上続けてい何かしら書く事もできるようなネタもできちゃったりしますね。

一応ファンを続けている事にはなっているのですが、92年「プロジェクト・イーグル」以降少し熱が低迷していまして、積極的に追わなくなっていた時期があります。テレビで新作情報が流れたりすると、ちょっと気にかけるくらい。

その低迷期から再燃した時の話はこちらの記事に書いています。
もしよろしければ。

あの時に自分の子供からの感想を聞いたり、「ドランクモンキー酔拳」について調べなければ再燃はしなかった

私は子供達には特にジャッキーのファンでいてくれ!!などと思った事はなくて。おかしいですかね?
かつての子供だった私のように夢中になれるもの、好きでいられるものができて欲しいな~とは思うところです>そこんとこは特に心配はしていないけど。感性に響いたものは人生の中に欲しくなりますね。それはジャッキーじゃなくても良いはず。でも嫌いにはならないでw


ところで、今回は子供たちが面白いと言った「プロジェクトBB」について書いてみようと思います。

監督:ベニー・チャン
主演:ジャッキー・チェン
共演:マイケル・ホイ、ルイス・クー、ユン・ピョウ、カオ・ユェンユェン、シャーリーン・チョイ

泥棒で生計を立てているサンダルとフリーパス。それなりに楽しく過ぎていく日々だったがある日、大家に呼び出され1人の赤ちゃんを誘拐。面倒をみる事に。。。

少し絵本「すてきな三にんぐみ」を彷彿とさせるような始まりなんですよね。(全く似てはいないけど)
向こうも(一応?)ハッピーエンド的な書かれ方をしていて、「プロジェクトBB」もハッピーエンドで終わります。

しかしそのハッピーエンドまでの道のりが心をえぐられる感じになってまして。この作品ね。

監督、ベニー・チャンとジャッキーは何度かタッグを組んで作品を作っていますが、エンターテイメントに仕上げつつも観客の心をガッと鷲掴みにする作品が多いような気がしますね。

この作品の前にタッグを組んだ「香港国際警察/NEW POLICE STORY」で主人公は部下の警官を全員殺されてしまい、自分だけが生き延びるというどん底中のどん底に突き落とされるんですけども、そこから1人の若者との出会いにより復活していくという。
アクションはアクションで素晴らしいのですが、お話を要所要所でしっかりと描いているのでラストバトルでの主人公や作品の世界観への没入感が半端ない。

「プロジェクトBB」では、どん底までは落とされていないものの主人公は言うなれば犯罪者。盗品で儲けたお金を使い、家族へ必要なものを買い与えたりしている。最初は少し華やかさを込めて描かれているのですが、家族の貧困の現状とか、父親との確執とか、泥棒やギャンブルに手を出してしまっていた今までの行いへの自責の念とか。そのようなものが赤ちゃんを誘拐した事により表面に出てきてしまう。

見ないようにしていたのに

そこで初めて自分と向き合う事ができるんですよね。監督ベニー・チャンはそのような人間にある愚かさと向き合わせるような作品をたくさん作っていました。>だから心をえぐられる作品が多いんですよね。

お話はこの通り、ヘビーな部分もあるのですが

とにかく赤ちゃんがかわいい。

赤ちゃんをお世話する事になった主人公たちは、慣れないお世話に四苦八苦するんですよね。そのドタバタっぷりもかわいいし、赤ちゃんかわいい。
掃除機にしがみついて結果的に人間モップになっている赤ちゃんやら、冷蔵庫へしまわれたり、洗濯機の中へ入っちゃったり(※フィクションなのでお許しを)どれもかわいい。出てくるだけで癒されますね。赤ちゃんにつられてお世話している主人公までもかわいい。

主人公を追っている借金取りと鉢合わせした時にお互いに赤ちゃんを抱っこしていて、一触即発だったのに赤ちゃんギャン泣きで一時休戦。
そこからパパトークへ発展していて。これジャッキー作品だっけ?とか思ったりしますが和やかで凄く良いシーンなんですよね。
そして赤ちゃんかわいいw

このようにジャッキー作品の中で今までに見た事ないようなシーンや表情を引き出して下さった貴重な監督さんですね。もっと色んな作品を観てみたかった。(監督:ベニー・チャンは2020年に亡くなっています。)

アクション的にはどうかというと

さすがに「プロジェクトA」や「ポリス・ストーリー/香港国際警察」でやっていたようなデス・スタントはやっていないものの、遊具や狭い部屋を使ったアクション、ラストバトルのバギーのアクションなどまだまだアイデア満載だし、ベビーカー×カーチェイスや、ジェットコースターでのアクションも相変わらず危険だし、かなり身体を張っていて見どころ満載ですね。公開当時50歳超えているはずなのに化物級のアクションをやっているのは確かですね。ハラハラドキドキします。

しかし一番デス・スタントをやっていたのは赤ちゃんじゃないか説もありますw>私の中で

最後泣かされるとは

大団円のラストのちょっと前に赤ちゃんが命の危険にさらされ、主人公のサンダルとフリーパスが助けようとするシーンがあるのですが

涙なしには観られない

主人公のそれまでの不甲斐ない生き方が描かれているからこその感動なのです。観た事ない方には是非観てもらいたい。
まさかジャッキーの作品で泣かされるとは思わなかった

もちろん、アクションも見ごたえありますし、赤ちゃんかわいい(何回書くねんw)
全然書いてないですがフリーパスの妻パッインの着ぐるみ姿もかわいい。

今回は子供に教えられてジャッキーの魅力を再認識した作品「プロジェクトBB」をご紹介しました。気になりましたら是非~

最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^^)



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私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos